SUPER JUNIOR他『ATHENA-アテナ-』ドラマティックライブレポート
1月7日(土)、さいたまスーパーアリーナにて、韓流ドラマ『ATHENA-アテナ-』のドラマティックライブが行われた。
『ATHENA-アテナ-』はイタリアや日本などをロケし、製作費200億ウォンをかけた大作。初回から視聴率25%超をマークし、大反響を巻き起こしたスペクタクル・アクション・ドラマである。このDVD-SETの日本発売に合わせて、ドラマのキャストが来日し、ドラマをモチーフにしたライブパフォーマンスを行った。
残念ながらステージはオフィシャルカメラマン以外撮影NGだったので、文章だけでもできるだけこのステージの熱気を伝えたいと思う。
このライブ、ただのライブではない。アクションあり歌ありトークショーあり、もうなんでもありの豪華バラエティショー形式。飛び降りスタントとかもあって、一瞬エキストラの転落事故かと間違ってしまうほどの迫力。激しいステージを見てふぅと一息つこうと思ったらステージを片付けている間にすぐにも「少女時代」のテヨンが出てきてしっとりとラブバラードを歌ったり。このステージ転換のスムーズさといったら”全員集合”世代もびっくり。休む暇なし! しかも会場は巨大なアリーナである。クレーンも駆使して、アリーナのステージを縦横に駆け回るパフォーマンス。バキュンバキュンと大きな銃声が会場をつつみこみ、激しい銃撃戦を演じてみせたり、火柱噴射もこれでもかと、とにかくあれやこれや仕掛け満載だった。特にキャストたちによる朗読パフォーマンスが渋かった。これはファンにはたまらないものがあっただろう。
『ATHENA-アテナ-』は、数々のK-POPアーティストが出演しているのも特徴であり、そのこともあって、この日のライブにはSUPER JUNIOR、SHINeeらK-POPアーティストも積極的に参加した。歌ありダンスあり。ステージをバラエティ豊かに盛り上げることを手伝った。
チケットは完売。ひとつも空席のないアリーナはやっぱり壮観。客層はそのほとんどが女性客で、SUPER JUNIOR、SHINeeの登場にもうキャーキャー大騒ぎ。恐れながら筆者の知らないアーティストだったが、初めて聴いたけど、すっごく良かった。筆者以外に男性客が見当たらず、最初はちょいとばかり恥ずかしかったけれど、SUPER JUNIOR聴いてそんなことどうでもよくなるくらい一緒に盛り上がってしまった。サビの部分など、とても独創的でクセになる歌でこれはハマる。SHINeeは一人体調不良でいなかったのが残念だが、それを感じさせないノリの良さ。そしてテヨンの声も本当に素敵でビビビと鳥肌が立ったな。テヨンは歌っているときが一番可愛い。いやー、いいものみせてもらった。大阪含めて4回公演を満席にさせられるのも納得だ。
ところで、実は1回目と2回目の公演の間に、チャン・スンウォン、スエ、チェ・シウォン(SUPER JUNIOR)、キム・ミンジョン、チョン・テウォン(製作総指揮)が記者会見に応じている。チャン・スンウォンは日本語で「ミナサン、コンニチワ」と挨拶するも記者は誰も返事なし。チャン・スンウォンはすっくと立ち上がって「ハッハッハ」と笑うしかなかった。ステージがあれだけのノリだったので、記者陣のノリの悪さにはさすがにキャストたちも拍子抜けした様子だった。キム・ミンジョンは気まずい空気を打開して「鳥取で毎日みんなに焼肉を振舞っていたら鳥取で牛肉がなくなった。鳥取で僕が牛を見たら牛が逃げていった」など、軽妙のトークで記者陣を何度も笑わせていた。
ステージには、イ・ビョンホンのいとこにあたるショーン・リチャード、新作『マイウェイ』などの映画音楽家としても知られるイ・ドンジュン、格闘家の秋山成勲も参加した。なお、ドラマ主役のチョン・ウソンは15年ぶりのドラマ出演であったが、来日できずビデオレターでの参加だった。(澤田英繁)
『ATHENA-アテナ-』DVD-SET1発売中。DVD-SET2 2月3日発売。
各巻19,950円(税抜) 発売元・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
テレビ東京にて毎週水・木曜 昼12時30分~放送中
2012/01/10 4:24