「あんなおじいさんが・・・」 石井一久がスピルバーグを語る

石井一久

埼玉西武ライオンズの石井一久(38)が、去る11月24日(木)スペースFS汐留で行われた『リアル・スティール』の試写会イベントに登場し、本作のプロデューサー、スティーブン・スピルバーグについて語った。

『リアル・スティール』はリチャード・マシスンの短編小説を土台にロボット格闘技の世界を描く感動のドラマ。見終わった後には胸に熱いものがこみ上げてくる作品だ。

上映前には映画の後にシークレットゲストが招かれていることがアナウンスされていたが、上映後、いったい誰が出てくるのかとワクワクしている観客たちの前に現れたのは石井一久と木佐彩子(40)夫妻。まさか野球選手が出てくるとは予想もしなかったのであろう。場内から「おお!」という驚きの声があがったが、石井はいつものペースで「こんな熱い映画の後に、僕みたいな冷めた人ですみません」とのんびり挨拶した。

木佐は「初めて10歳の息子と3人で映画を見られて良い思い出になりました」と挨拶。この映画でもちょうど同じくらいの子役が登場し、家族愛が描かれている。10歳の息子もちゃんと映画の中に描かれている家族愛を理解してくれたことに石井も満足していた様子だった。息子も石井パパに似てのんびりしているとかで、つい木佐ママも声が大きくなるらしく、いつしか石井パパは木佐ママが息子を叱っているときに近所に声が聞こえないように窓を閉める役になったと語っていた。

映画ではポンコツのロボットが強大なパワーを持つ最強無敵の大型ロボットに立ち向かって行く。そこが熱いところ。撮影では本物のプロボクサーからの指導も受けており、その迫力の映像は、思わず前のめりになって見入ってしまうものだ。石井も思わず「気持ちをもっているかのように立ち上がって王者に挑んでいく姿は僕に似てるかな」と照れ笑い。石井だからこそ許されるコメントである。

本作はスピルバーグが11年間温めていた作品であるが、石井はスピルバーグについてこう語っている。

「映画の世界では色んなストーリーを生み出してすごい人だなと思うんですけど、
僕はロサンゼルスに住んでいたことがあって、イタリアンレストランに行くとスピルバーグさんがいらっしゃるんですけど、まあ言い方悪いですけど、あんなおじいさんが(会場笑。横から木佐が「素敵なおじいさんね」と訂正を入れる)、こんな素敵なものを作り上げるのかと思うとリスペクトというか、僕にリスペクトされてもしょうがないんですけど、すごいなあと思います」

木佐も「住宅街からちょっと海の方に行ったところにあるイタリアンで、行くと結構な確率で会うことができて、隣のテーブルとかに座ったこともありました。向こうの人ってプライベートなときには声をかけないという暗黙のルールであるので、結構みんな普通に食べてましたね」とコメント。石井は「じろじろ見るのはいけないから、僕はこうやって、パスタのラインの間から見てました」と言って笑いを誘っていた。

「家族っていいな」。そう思える作品。最後に石井は「息子には、しっかり努力したら夢が叶うんだよと、人生で見本を見せてあげたらなと思う」と映画にからめてイベントを締めくくった。12月9日(金)から公開。(澤田英繁)

『リアル・スティール』試写会より

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2011/11/28 3:31

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