全部日本語。韓国のダンスヴォーカルユニット超新星イベントレポート
8月13日(土)にパシフィコ横浜で行われた超新星のイベントに行って来た。
女性なら誰でも知っている超新星。このグループを知らないお父さんのために一応説明すると、超新星は韓国発のダンスヴォーカルグループで、メンバー6人全員が身長180センチ以上でルックスも皆イケメンというすごいグループなのである。いやー、K-POPは女性グループだけじゃないんですよ、お父さん。名前、覚えましょう。どれだけ人気かって、そりゃもう、この日集まったお客さんの数は驚くなかれ15000人だ。1500人でもびびるのに15000人ですぜ。しかも全員女性客である。ライブ中もまあとにかくファンがキャーキャー大騒ぎしていた。
メンバー構成は、ユナク、ソンジェ、グァンス、ソンモ、ジヒョク、そしてゴニル。感心するのは、メンバー6人がとても日本語がうまいってことだ。イベント前には必ず「イベントの撮影・録音は禁止させていただきます」みたいなアナウンスがあるのが付き物だけれども、これを超新星メンバー6人が交代交代に片言の日本語でアナウンスしたのが面白かった。イベント中も一切通訳なし。全員日本語でトークをしていて、もちろん冗談のやりとり、ツッコミ合いも全部日本語でやってくれた。そして当然歌も日本語。みんなの日本語がとても優しくて、みんな仲が良さそうで、その好感度は抜群。男が見ても嫌味のない爽やかな好青年たちなのです。
メンバーのアニキ分であるユナクがまあかっこいいんだわさ。ユナクは愛知大学を卒業してて日本語がペラペラ。当初はメンバーの通訳的立ち位置だったけれど、他の5人もユナクの影響で日本語を勉強して、日本語で普通の日常会話までできるようになったようだ。
この日、超新星が主演する新作映画が発表された。「『僕たちのアフタースクール』公開決定!」とデカデカとスクリーンに映し出されるや、女性ファンは大絶叫。続いてその予告編が上映されると、メンバーが女の子とデートしているらしきシーンが映るたびに絶叫しまくり。この映画では超新星は高校生の役として登場しているとのことで、歌と踊り、超新星の魅力をそのままパッケージにしたファン垂涎の映画になっているという。「僕たちの昼と夜の世界、友情もあるし、愛もあるし、合ってるこの日本語? 素晴らしい作品になってるので、楽しみにして見てください」とユナクはPRしていた。これ、生粋の日本映画で、舞台は東京、お父さんの好きな大政絢ちゃんや叶姉妹も出ているのでお見逃しなく。
イベントではクイズ大会も行われた(むしろこのクイズがメインだが)。すべて超新星にまつわるクイズ。ところが超新星自身は自分たちのことなのに不正解者続出。ポイントの低かった2人には日本語でフリートークを1分強制される罰ゲームが待っていた。ジヒョクは出だしっから不正解を連発してそのたびに他のメンバーたちにイジられ、誰の目にも最下位確定は間違いなしかと思われた。ところが得点を発表したら、ジヒョクは4位。客席もびっくり。結果を聞いたジヒョクは思わず狂喜乱舞! それを見ている女性ファンも大絶叫! どうやら最後の問題だけポイントが10倍だったらしい。
最下位になったのはソンモ。ステージが真っ暗になってスポットライトがソンモ一点に当てられ、否が応でも注目される中、「皆さんと話したいのでわざと負けました」とニヤリ。さらに「メーキメキメキメキッラブ!」と即興で歌ってイベントを盛り上げた。ブービー賞となったソンジェは「あのですね、あの、みなさん、なんか楽しいですね。あと何秒ですか? あの、みなさん、ご飯は食べましたか?」と片言の日本語が可愛いったらなかった。一方、優勝したゴニルは「僕が超新星のこと一番愛してます」と日本語で喜びを語っていた。
ユナクが「日本語で演技をすることは難しいことですが、日本語のセリフをもっと多くして欲しいと監督にリクエストしたくらいです」と語る『僕たちのアフタースクール』は、11月上旬より角川シネマ新宿・TOHOシネマズ六本木他にて全国劇場公開される。(澤田英繁)
2011/08/19 23:25