キム・ヒョンジュン、野獣より虫が苦手
5月4日(水)、韓国の人気ドラマ「イタズラなKiss~Playful Kiss」の本作の地上波初登場、衛星放送、DVD発売を記念した来日会見がフジテレビで行われ、主演のキム・ヒョンジュン、チョン・ソミンが、撮影時のエピソードなどを語った。まず、会見が行われる会場に到着して吃驚したのが、取材に来ていた報道陣の数。何度も舞台挨拶や記者会見などに取材に足を運んでいるが、久々に目にするほどマスコミが詰めかけていた。
同ドラマは、累計3,000万部発行の多田かおる原作の人気コミック「イタズラなKiss」を韓国の制作会社グループエイトがドラマ化。IQ200のクールな高校生ペク・スジョ、彼に一途で健気に恋する女子高生オ・ハニが、ひょんな事から1つ屋根の下で暮らすことになるラブ・コメディ。
記者会見、前日に大阪で行われたプレミアムトーク&ライブは、もともと3月に予定されていたもの。3月に発生した東日本大震災の影響で延期されていたものが、ようやくこの日実現された。大ヒットした韓国人気ドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」で花沢類役を演じ、ブレイクしたキム・ヒョンジュン。イベント延期が決まった際の気持ち、日本のファンに会えた感想について触れ、「震災の影響で5月に延期になったと聞き、最初は残念だなと思いました。一方で、日本のみなさんのことをとても心配していました。昨日、大阪で日本のファンのみなさんに会い、明るい姿を見せてくれたので本当に良かったなと思いました。僕自身も日本のみなさんに対して、何かの形で力になりたいと思っています」とコメント。一方のソミンは「プレミアムトーク&ライブとプロモーションに非常に期待していました。震災で延期が決まってからは、何度も日本の状況はどうですか?何時日本に行けますか?とスタッフに聞いていました」と本人にとって待ちに待ったイベントだったことを明かした。前日のイベントでは「観客のみなさんと2回もお会いし、思った以上に明るく迎えてくれたので、逆に私の方が元気をいただいた気がします」と笑顔を浮かべ嬉しかった様子を見せた。
今回、ヒョンジュンが演じたのは高校生役。オファーを受けた当時は少しの間休むつもりだったそうだが、「今の時期なら無理だったかもしれないと思います。あの時期、あの年齢で出来る自分にとっての最後の役」を理由に出演を決めた経緯を披露した。ソミンは「原作のある作品で、しかも有名なのでプレッシャーを感じていました。出演することで迷惑を掛けてしまうかもしれないと考えていた」と当時の心境を吐露し、監督や共演者などに助けられたと感謝していた。
撮影中のエピソードについて聞かれたソミンは「2人で勉強している途中に眠ってしまうシーンで、本当に眠ってしまって。ちょっと耳を傾けたら、(ヒョンジュンが)イビキをかいていました(笑)」と愛情たっぷりに暴露し、会場の笑いを誘った。ヒョンジュンは「眠くて本当に眠ってしまいました」と苦笑いを浮かべた。
一方、ヒョンジュンは虫が大の苦手。後ろに山のある地域での撮影したとき、「トンボが沢山飛んでいて怖かった。本当に逃げるのが大変で、逃げているうちにNGを出してしまった。虫は野獣以上に怖い」と真剣な表情で語り、意外な弱点を自ら明かしていた。
ヒョンジュンとソミンは「ハッピーな作品です。楽しんでください」と2人は笑顔で作品をアピールし、会見を締めくくった。最後に東京でのプレミアムトーク&ライブのイベントが、8月2日(火)に東京国際フォーラムにて開催され、収益金の一部を義援金として寄付されることが発表された。
韓国ドラマ「イタズラなKiss~Playful Kiss」は、フジテレビ「韓流α」(関東ローカル)で放送中、BSフジ6月7日(火)、DATVで5月16日(月)より放送開始予定。
「イタズラなKiss~Playful Kiss」DVDはセル&レンタル中、DVD-BOX1、2はエスピーオーより発売中(税込み:15,960円)(文・写 沢登健)
2011/05/04 23:00