橋本愛は中高生よりも大人の男性に人気

『アバター』

4月30日(土)、渋谷にて、日本映画『アバター』の舞台挨拶が行われ、橋本愛(15)、坂田梨香子(17)、水沢奈子(17)、指出瑞貴(16)、大谷澪(18)、増山加弥乃(17)、清水富美加(16)、和田篤司監督が登壇した。

『アバター』は、『リアル鬼ごっこ』の山田悠介の原作を映画化した学園サスペンス。『告白』で一躍注文されている期待の女優・橋本愛が主演。女子高生たちの欲望と狂気が描かれる言わば新時代の『バトル・ロワイアル』になっている。

和田監督は「こういう内容なので、公開されるか不安だったんですけど、無事この日を迎えられて嬉しく思っています」と安堵の表情で舞台挨拶に立った。撮影中はまるで学校の先生のように役者たちを苗字呼び捨てで呼んでいたといい、「学校ではあまり慕われていない先生とかいるじゃないですか。あんな感じでやりました」と語っていた。

原作は中高生に人気があるため、映画も中高生をターゲットに作ったつもりだったというが、監督はこの日客席を見てびっくり。「山田悠介先生って中高生に絶大な支持があって、オーディションとかしたときにみんな読んだことがあるといってて、だから中高生のいい意味でトラウマになるような怖い話を作ろうと思ってたんですが、今日会場に来て、ターゲットが一人もいないという。自分の目を疑いましたけどね。どうなってるんだという」。集まっていた客層は、ほぼ20代から30代の男性ファンだけだった。

舞台挨拶中、「愛ちゃん」コールを受けるほど人気急上昇中の橋本も、この作品について、以下のようにコメントしている。

「見どころとしては、私たちにとっては、女子高校生というすごく身近な舞台であったり、こういう惨劇が起きたきっかけというのが私たちの本当に身近にある携帯電話だったり、非現実的な設定なんだけど、どこか現実的で有り得る話だという恐怖というものを感じていただけたらと思ったんです。けど、ターゲットが一人もいないという寂しいことになってしまいましたけど、楽しんでいただけたとしたら、それはそれで良かったと思います」

このいかにも中学生らしい無邪気なトークに会場の男性ファンも和んでいたようだった。『アバター』は渋谷シアターN他、全国順次公開中。

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2011/05/02 1:25

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