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『管制塔』山崎賢人・橋本愛 学生ならではの舞台挨拶

『管制塔』

4月9日(土)、新宿バルト9にて、『管制塔』の初日舞台挨拶が行われ、主演の山崎賢人(16)、橋本愛(15)、監督の三木孝浩(36)が登壇した。

『管制塔』は、Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)が最初に作曲した「管制塔」をドラマ化したもの。人気アーティストの楽曲をドラマ化し、携帯やPCに配信する「DOR@MO」というソニー・ミュージックエンタテインメントの映像プロジェクトの最新劇場公開作である。

Galileo Galileiは、北海道出身の4ピース・バンド。10代のバンド限定のロックフェス「閃光ライオット」で初代グランプリを獲得し、「ハマナスの花」でメジャーデビュー。これまで様々なオリジナル楽曲がテレビのテーマ曲やCMソングに起用されている。映画『管制塔』は、Galileo Galileiの自伝的な要素も含まれ、バンドの音楽性を具現化した作品となっている。

三木監督は、木村カエラなど、数多くのミュージックビデオを手がけ、『ソラニン』で映画デビューした監督で、音楽を映像で描くことに関しては定評がある。この日は「作品を見てもらった後だと緊張します。上映前だったら先に言って逃げることができるんですけど」といくぶんか緊張気味だったよう。

山崎はこれが映画初出演にして初主演。「歌よりもギターをすごく練習していたのですが、撮影では何度も失敗してしまったりもしました。でも、その度に監督の笑顔に救われていました。」と、舞台挨拶する姿は母性本能をくすぐるような初々しい16歳。三木監督も「10代の人と仕事をするのは楽しい。毎回テイクのたびに表情が違うから撮影を楽しめました」と山崎に太鼓判を捺していた。

橋本はセブンティーンの専属モデルであり、『告白』で女優としても一躍注目され、今後も主演作が多数控えている期待の若手である。映画は日本の最北、稚内で撮影され、橋本は真冬の撮影なのにスカートといういかにも寒そうな衣装だったが、「寒いのを通り越して大丈夫でした」とけろり。「寒さに慣れてしまって、地元(熊本)に戻ったときは体育の授業では私だけが半袖半パンでした。」とコメントするなど、ユーモアのセンスも光った。

山崎は橋本の印象について、「僕よりも年下なのに、とても落ち着いていて、しっかりしていて、僕よりも年上なんじゃないかってくらい大人っぽい。」と感心していたが、一方、橋本は山崎の印象を聞かれて「最初会ったときは、大丈夫かな?と思って」とコメントし、観客は大爆笑。橋本は「ちゃんと話せるかなという意味ですよ」と付け加え、山崎は「あ、そっちの大丈夫の方か」とほっと一安心していた。

最初はちゃんと話せなかった二人だが、橋本の口癖が「なんでやねん」と聞き、山崎はあらゆるパターンの「なんでやねん」が収録されたiPhoneアプリを教えて、それがきっかけで仲良くなったという無邪気なエピソードも披露してくれた。

ちなみに、Galileo Galileiの楽曲で好きな曲は、山崎は「管制塔」、橋本は「僕から君へ」という。橋本は「進研ゼミのCMがきっかけです。」と学生ならではの選曲理由だった。

管制塔』は、4月9日(土)から、新宿バルト9、梅田ブルクにて、2週間限定ロードショー。

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2011/04/11 3:24

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