工藤静香、ブッダの絵を発表する
東京タワーのフットタウン3階 TOWER GALLERY 3・3・3にて、4月17日(日)まで絵画展「-鎮魂と慈悲- ブッダの素顔展 [手塚治虫と四大巨星]」が開催中だ。アニメーション映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』のイメージイラストとして、著名な画家、石坂浩二(69)、片岡鶴太郎(56)、工藤静香(40)、八代亜紀(60)がブッダをモチーフに描き下ろした絵が展示されている。入場料は無料だ。
開催日前日の3月30日(水)、港区のザ・プリンス パークタワー東京で行われた記者会見には、片岡鶴太郎、工藤静香、八代亜紀が出席。おのおのが自作の制作にかける思いを語った。一番大きい絵を描いた工藤は「いつも描きたいものを描いていたので、宿題みたいなものを渡されて描いたのは初めて。4人の中で私が一番年下だったので、一番大きい100号(横1402mm 縦1719mm)をがんばって描きました。蛇で地を、鷲で天を表現して、天と地の間で生きてるということを描きました。」と語った。
この絵画展は大震災以前から開催を予定していたものだが、奇しくも絵画展のテーマは「鎮魂と慈悲」。東京タワーを運営する日本電波塔株式会社の前田社長は、「4月8日はお釈迦様の生誕の日です。しあわせを分かち合う日です。現在は節電のため消灯していますが、東京タワーをロータス色、蓮の花のように鎮魂のために点灯したいと思います。」と挨拶。絵画展会場では、他では手に入らない4名の作品をプリントしたポストカードを販売中で、その収益は東日本大震災の義援金として寄付するという。
アニメーション映画『手塚治虫のブッダ』は、手塚治虫が自身でもっとも長い歳月をかけて作り上げたライフワークとされる「ブッダ」の初めての映像化作品。これまで何度も映像化が企画されては実現できなかった壮大な原作が、東映とワーナー・ブラザース映画がタッグを組み、構想に10年、制作に5年をかけ、ついに全3部作という形で実現した渾身の大作になっている。映画は5月28日(土)から公開される。
2011/04/03 23:51