オードリー春日、特別オーダーの”トロンスーツ”にご満悦
今冬話題作の映画『トロン:レガシー』のジャパン・プレミアが11月30日(火)、東京・新宿区の明治神宮外苑聖徳絵画館で行われ、同作でヒロイン役を演じるオリビア・ワイルド、ジョセフ・コシンスキー監督、プロデューサーのショーン・ベイリーが出席した。
来日ゲストの登場前には井上和香、武蔵、古村比呂、MEGUMI、ダンテ・カーヴァー、中山エミリら日本人ゲストも多数来場し、ブルーカーペットを練り歩いた。その中で異彩を放っていたのが、CMキャラクターの白戸家の兄役で有名なダンテ。他の日本人ゲストが映画のイメージカラーであるブルーを意識した衣装だったのに対し、全身黒ずくめのスーツだった。
つづいて宣伝サポーターの女優・山田優、人気お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と春日俊彰が姿を表すと、集まったファンからひときわ大きな声援が上がった。この日のために特別オーダーで用意された”トロンスーツ”を着用して現れたオードリー春日はファンに気軽にサインに応じたり、自ら積極的にポーズを決めるなど目立っていた。
本作で初メガホンのジョセフ監督は「みなさん、今日はお越しいただきまして本当にありがとうございます。是非とも『トロン:レガシー』を3Dでご覧いただきたいと思います。12月17日の公開日を楽しみにしてください」と作品をアピール。オリビアは「みなさん、本当にありがとうございます。とっても興奮しています。今日は『トロン:レガシー』ワールドプレミアが、ここ日本で行われることを名誉に思います」と喜びを語り、最後に日本語で「アリガトウゴザイマス」と感謝を述べた。プロデューサーのショーンは、「この素晴らしい街でワールドプレミアが行われることを嬉しく思います」と挨拶した。
一足先に作品を鑑賞した宣伝サポーターの若林は「見たことがない映像でシーンごとに驚きましたし、ストーリーも心に響いて感動しました」と語ると一転し、「何故、僕の分のトロンスーツがないのか解せない部分があります」と相方の春日に嫉妬する気持ちと不満を告白。司会者が気を使って「若林さんにはとっておきの3Dメガネをご用意しておりますので」と慌ててフォローする一幕も。すると若林は「3Dメガネに”とっておき”があるのを初めて知りました」と苦笑いしながら皮肉タップリに応えていた。
一方の春日は、「ニホンノミナサン、コンバンハ」と何故か外国人風の日本語で挨拶。これを聞いた若林はすかさず「日本人ですよね。日本語でお願いします」と突っ込むと即普通に。「迫力の映像、感動のストーリー、それを彩る音楽が素晴らしかった。何より凄かったのは、役者の方々の演技ですね」とベタ褒め。最後に「誰一人としてセリフを噛んでなかったですし、カメラを意識したりしていないのが素晴らしかった」と、芸人らしく集まった観客の笑いを誘っていた。
イベントの終盤には、日本初上陸の最先端のライトアップ技術”3Dプロジェクションマッピング”で、歴史的建造物である聖徳絵画館を巨大なスクリーンに見立てた立体映像が上映され、スピード感溢れる『トロン:レガシー』の世界観が再現された。
同作は、主人公サムが、20年前にナゾの失踪を遂げた父・ケビン・フリンが創造したコンピュータ内部世界”トロン”で人類の存亡をかけた戦いを繰り広げるSF大作。
映画『トロン:レガシー』は、ウォルト・ディズニー配給で12月17日(金)より全世界同時公開。(文・写真:沢登健)
2010/12/06 2:30