『武士の家計簿』堺雅人、鯛って何色だっけ?

『武士の家計簿』初日

12月4日(土)、丸の内ピカデリーにて、『武士の家計簿』の初日舞台挨拶が行われ、森田芳光監督(60)と、出演の堺雅人(37)、仲間由紀恵(31)、松坂慶子(58)、中村雅俊(59)、草笛光子(77)、西村雅彦(50)、伊藤祐輝(23)、藤井美菜(22)、大八木凱斗(10)が登壇した。

時は幕末。『武士の家計簿』は、時代劇は時代劇でも、激しいチャンバラを描いた作品ではない。刀ではなく、そろばんで家族を守った侍の姿を描いた異色作である。

『それから』以来25年振りに森田芳光映画に出た草笛は作品について、「御本がユニーク。この家族を日本だと思って見ていただくのが嬉しいです。言い過ぎですか? 日本にはリーダーがいませんよね。これはリーダーがいて一家がまとまって難局をくぐり抜けて行くという話だったので、意味のある映画だと思いました」と説明し、森田監督はこの発言に深くうなずいていた。金融破綻、リストラなど、今の日本の様々の社会問題に直面しても、そこに生き抜くヒントがここに描かれている。

なお、このめでたい席では縁起を担いで各人がそれぞれ鯛の色をあしらった衣装を身につけて登場することになった。仲間は鯛をイメージした着物で登場し、チークを橙色にしてきた。草笛は40年前に買ったという橙色の服を着て橙色の口紅をつけてきた。伊藤は鯛だけに橙色のタイをしめてきた。しかし各人で鯛のイメージカラーが異なっており、示し合わせたつもりなのに橙色だったり赤色だったり朱色だったりと統一感はまるでなし。堺は「鯛の色が何色か話していたら、伝言ゲームみたいに鯛の色が一人歩きしちゃって、バラバラになったんです。でも、こういうバラエティも家族の良さだなと思います」とうまくまとめていた。

フォトセッション時には本物の鯛が登場し、初日の満員ヒットを祝福した。堺は鯛の色をまじまじと確認していた。

武士の家計簿』はアスミック・エースと松竹の共同配給で12月4日(土)からロードショー中。

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2010/12/05 12:04

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