『トロン:レガシー』かつて見たこともないデジタル3D映像と音楽が融合

『トロン:レガシー』

コンピュータの世界に入り込む未来感覚のデジタル3D映画『トロン:レガシー』がいよいよ12月17日(金)から世界同時公開される。これに先駆け、11月29日(月)、プロデューサーのショーン・ベイリー、女優のオリヴィア・ワイルド、監督のジョセフ・コシンスキーが六本木で記者会見を行った。

このとき、映画は完成したばかりであり、記者たちはまだ本編を見たことがなく、内容は半分ベールに包まれた状態での記者会見となった。ショーン・ベイリーはとにかく新しいものにこだわったことを何度も強調した。

本作には、この道に関しての第一人者であるスティーヴン・リズバーガーが製作に関わっており、ベイリーはリズバーガーから「大きなことをしろ。選択肢があったら野心的な方を選べ」と後押しされてあらゆる面で新しい試みに挑戦したという。これが初監督となるコシンスキー監督は「若い頃のジェフ・ブリッジスの映像はデジタルで作っているんだ。音も見た目も新しいけど、デジタルの俳優が出て来るのも新しい試みだった」と語っている。『アバター』のときよりももっと進化したカメラを使って撮影したという。

音楽はダフト・パンクが手がけた。ダンスミュージックシーンにおいてダフト・パンクに影響を受けていないアーティストとはいないと言われているほどだが、ダフト・パンクは映画の撮影前から作品に関わっており、サウンドトラックの全編を担当。「エレクトロ・オーケストラ」ともいうスタイリッシュなサウンドで、映像と音楽の融合を見事に実現させた。

ところで、お笑いコンビのオードリーが本作の宣伝サポーターに選ばれ、この日の会見にお邪魔した。春日は会見場でも「世界的にはミッキーと並ぶ春日にディズニーさんが宣伝サポーターに呼んでくれたことに運命を感じますね」と相も変わらず。若林は「見たことがない映像でした。それだけじゃなく心の部分が描かれていて感動しました」と作品の感想を語っていたが、春日は「全てにおいて満足できる作品ができた。自信作です」とまるで自分が作ったかのように勝ち誇っていた。

オリヴィア・ワイルドは、本作では「鍵を握る女」を演じている。オードリーのどちらが好みかと訊かれたときはさすがに「オー・マイ・ガッシュ!」と困っていたが、「一人は頼もしいし、もう一人はクールですね」とリップサービスで笑顔を送っていた。若林は「クールなんて言われたの初めてだ。うれしいな」とニヤニヤしていたが、春日は日本語が通じないことをいいことに「イイ女ですねえ」といいたい放題。若林は「すみません。こいつバカなんで。お手柔らかに記事をお願いします」と謝っていた。(文・澤田英繁)

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2010/12/06 2:33

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