ジャック・バウアー、5年ぶりの日本潜入!前日夜に六本木でピンチに。

キーファー・サザーランド

 米人気ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の主人公ジャック・バウアーを演じるキーファー・サザーランド(43)が来日し、11月16日(火) 東京・六本木ミッドタウンホールにて行われた「24ファン感謝祭」に出席し、記者会見に応じた。2005年11月に同シーズン4のPRに続いて2度目で約5年ぶりの来日。今回のファイナル・シーズンPRが、ジャック・バウアーとしての最後の来日となる可能性が高い。この日は、ドラマのタイトルに合わせ一般公募で選ばれた熱烈なファン24人が招待されており、本人が姿を表すと大歓声と拍手が沸き起った。
 キーファーは「8シーズンまで制作することになった同作品は、キャリア、人生においても本当に大きく、大切なもの。海外での成功の大きなキッカケが日本でのヒットで、それでアジアにも広まった」と日本のファンの応援に心の底から感謝を述べた。
 つづいて「昨日着いたばかり。前回と違うこの辺りのホテルに宿泊し、夜に始めて一人で六本木の街を歩いた」と驚きの発言。アメリカから持ってこなかった髭剃りクリームと剃刀を調達しようとお店に入ったものの、日本語が分からずドラマを彷彿させるピンチになった」と明かし、「僕をキーファーだと知らない人に助けてもらって買えた」と会場の笑いを誘った。

 ファンなら誰もが気になる最後の撮影ついて問われたキーファーは「答えが長くなるよ」と前置き。「シーズン1〜8まで一貫して同じスタッフで作った。その間に16組のカップルが結婚し、30人の子供が生まれ、その全ての瞬間に立ち会ってきたので本当に家族以上の家族という絆がある。撮影の半年前から最終日の心の準備は備えていたが、スタッフに感謝の言葉を述べる際にカメラクルーの1人と目が合ってしまった。すると心が込み上げてしまい、思わず涙が出て下を向いて隠した」と当時を振り返り感慨深げに告白。「このドラマは、キャリアに大きな意味があるだけでなく、人生の原動力」とキーファーの俳優人生においても非常に大きなものだったことを明かした。

 一方で「映画化するのでドラマでさよならというより、クルーとの別れが辛かった」と自ら映画化の話題について触れた。「TVシリーズが続いている間は、映画を作ることは考えていなかった。いま、作る方向で実は動いている。ドラマは24時間リアルタイムだけど、映画は2時間ぐらいなので脚本家はホッとするんじゃないかな。これまでは日本に移動するのは不可能だったけど、映画なら可能になる。ドラマと随分と違う面白さがあるし、ジャックが酷い状況に追い込まれるのは同じ」と映画化への期待を煽っていた。

 最後にサプライズイベントが行われ、抽選で当選したファンの1名に握手、ツーショットの写真撮影、さらにその場でサインを書いた特製パネルがプレゼントされた。会見終了時には、駆け寄ったファンに対し、キーファーは快くサインに応じるなどファンサービス満点で感謝の気持ちを行動で表現した。

 「24 -TWENTY FOUR-」ファイナル・シーズンは、リアルタイム・サスペンス・アクシ
ョンとして世界的な人気を集めるシリーズ第8弾でシーズン7から1年半後のニューヨークが舞台。病気療養を終えたジャック・バウアー(サザーランド)が、CTUから核兵器開発中止を推進する中東の要人暗殺を企てるテロリスト捜査の協力を要請され、最後となる24時間の戦いに挑む。

「24 -TWENTY FOUR-」ファイナル・シーズンvol.1〜vol.8がレンタル中。vol.9〜vol.12が、12月3日(金)よりレンタル開始。DVDコレクターズBOXおよびブルーレイBOXが、12月23日(木・祝)より発売が開始される。(文・撮影:沢登健)

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2010/11/21 19:04

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