オアシスの日本最後のライブが上映される
6月17日(木)、有楽町の丸の内ピカデリー3にて、ロック・バンド、オアシスの日本最後のライブ映像全編上映イベントが行われた。
オアシスはこれまで発表したアルバム全7作が全英チャートの1位に輝き、これまで全世界で5000万枚以上のセールスを記録した、イギリスの国民的なロック・バンド。2009年8月にギター担当のノエル・ギャラガーが脱退したことによりその活動を休止。2009年7月に日本最大のロックフェス「フジロック・フェスティバル」で行ったライブが日本最後のライブとなった。
このイベントは、そのライブの全編を上映するというもの。チケットは抽選だったが、その応募総数は何と10万人だったという。
このイベントを盛り上げるために、ゲストとして『BECK』の忽那汐里(17)が舞台挨拶に立った。50代目のポッキープリンセスとしても知られる忽那。CMで元気良く踊るあの赤いワンピース姿はポッキーのCMの歴史に名を刻む名CMになっただろう。忽那はロックが大好きでオアシスは1日に何時間も聴くほどの大ファンだという。
『BECK』は累計1500万部発行したハロルド作石のコミックを原作にしたバンドメンバーたちの青春映画であり、ギタリストの役を水嶋ヒロと佐藤健が演じている。このエンディング・テーマにオアシスの「Don't Look Back In Anger」が使われていることで公開前からロック・ファンの間でも話題を呼んでいる。
オアシスといえば、リアムとノエルの兄弟の確執は有名な話である。忽那は映画では水嶋ヒロ演じるギタリストの妹役だ。忽那自身にも弟がいるといい、忽那は「弟としばらく会ってなかったら仲良くなりました。リアムとノエルもしばらく会わなければ仲良くなれるかも」とコメントしていた。また、日本とオーストラリアの両国籍を持つ忽那はリアムのイギリス訛りの英語について「発音が綺麗」と話していた。
オアシスの他にオープニングにミクスチュア・ロックの雄レッド・ヒット・チリ・ペッパーズを起用していることから、かなりロック通向けの映画になっている『BECK』。ロックファンのウンチクをもじったアイテムも多数登場する。映画でも迫力のライブシーンがあるらしく、本物のロック・バンドに役者たちがどれだけ肉薄しているか、興味は尽きない。
『BECK』は9月4日(土)に松竹の配給で全国公開。オアシスのベスト盤「タイム・フライズ・・・1994-2009」は6月9日(ロックの日)からソニー・ミュージックジャパンより発売中。
2010/06/20 1:23