ク・ヘソン、”エロ男爵”沢村一樹、初監督作品で賞を受賞。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2010」オープニングセレモニー

ク・ヘソン

 6月10日(木)、米アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭で、今年で12回目を迎える「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2010」のオープニングセレモニーが、東京・表参道ヒルズ スペース オーで行われ、本年度映画祭概要説明、各部門、審査員発表と共に本年度の話題賞、および特別賞の授与式が行われた。

 話題賞は、アジアインターナショナル部門に出品された『愉快なお手伝い(原題:The Modonna)』が受賞した。同作品は、韓国版『花より男子』のクム・ジャンディ(牧野つくし)役として日本でも有名な韓国の人気女優・ク・ヘソン(25)の初監督作品。
 白いスーツにジーパンとラフなスタイルで出席したヘソンは、「撮影中はとても楽しい時間を過ごせました。多くのスタッフと会議を重ねながら、人間の矛盾を映画にしたい思いがキッカケでした。こんなに素晴らしい賞をいただき有難うございました」と笑顔で受賞の喜びを語った。プレゼンターには、『花より男子』繋がりで日本語版で美作あきら役を演じた阿部力が登壇。ヘソンは、「本当にハンサム。もともと日本語版の大ファンなので、直接お会いできて光栄です」と照れを見せながらコメント。

 特別賞は、「NEO JAPANプログラム(日本人監督奨励プログラム)」に特別招待された成海璃子主演の青春映画『パシュっとな!』で念願の初メガホンの沢村一樹(42)が受賞。同作品は、映画『武士道シックスティーン』プロジェクトの一環で製作された4人の監督によるオムニバス作品中の1本。
 ”エロ男爵”の異名を持つ沢村は、「ク・ヘソンさんは、色白で凄く綺麗ですね。ヘソンさんを見ている男性の目と僕が壇上に上がった時の見る目が違うのが気になります」と挨拶。作品について「皆さんが期待されている、R指定のそっち系の作品ではありません。本当はアクションものが撮影したかったのですが、ブカツ道の制約から最終的にはラブストーリーになりました」と自身にも意外な作品だった様子で次回作にも意欲を見せた。美女暦とのコラボによる美女11人に囲まれたフォトセッションでは、ハーレム状態で授与式以上に満足な表情を見せた。

 ショートショート フィルムフェスティバル & アジアの代表で俳優・別所哲也からは、新たなプロジェクトとして「日韓観光振興プロジェクト」が発表された。同プロジェクトは、観光庁(国土交通省)との協力、韓国最大のアシアナ国際短編映画祭と連動し、旅の魅力や観光資源を映画を通じて紹介するのが目的。
 この発表のため、『シルミド』『ラジオスター』などに出演し、韓国の国民的俳優で、韓国最大のアシアナ国際短編映画祭実行委員長を務めるアン・ソンギが登壇した。アンは、「5年前から協力し合ってまいりました。短編映画を通して、お互いの国が交流や映画の発展、日本の観光などに寄与出来ればと思っています」と語った。

 最後に代表の別所から、ショートフィルムの魅力と映画祭の開会宣言と挨拶で本年度の映画祭が開幕した。

 「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2010」は、6月10日から13日まで表参道ヒルズ スペース オー、6月11日から12日までTOHOシネマズ六本木、6月12日から20日までブリリアショートショートシアター、6月16日から20日までラフォーレミュージアム原宿の4会場で開催。

 開催期間中には、世界96ヶ国から4000本以上の応募から選りすぐられた62作品がオフィシャルコンペティションとして上映される。6月20日(日)には、著名な審査員により、インターナショナル、アジアインターナショナル部門、ジャパンの3部門にて各賞が決定され、表彰式が行われる。(文:沢登健)

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2010/06/14 23:41

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