対照的な2人『瞬またたき』北川景子と岡田将生

『瞬またたき』

6月9日（水）、文京区LaQua（ラクーア）にて、『瞬またたき』のファンイベントが行われ、主演の北川景子(23)と岡田将生(20)が登壇した。

『瞬またたき』は、交通事故で恋人を失った女性を描くラブストーリー。もしもわずかな時間で運命の選択を迫られたら、そこに会いする人がいたら、どうするだろう。それが本作のテーマになっている。

この日のイベントは入場無料。抽選でもなく、誰でもそこに行けば北川景子に会えるということで、早くから大勢のファンが集まって待機していた。都内の有名なデートスポットに今をときめくニ大若手俳優が来るとあって、イベント前から注目度も高く、当日はざっと見ても軽く1000人以上は集まっていたと思われる。

北川と岡田がメリーゴーラウンドのところから現れると、客席からは割れんばかりの拍手が送られた。熱いファンが多く集まっていたので、「こっち向いて」と客席の歓声はいつまでもなりやまず、岡田が客席に目をやるたびにキャーキャーと黄色い歓声があがり、そのたびに2人は照れ笑いしていた。

北川と岡田はドラマでも共演した仲。北川は「半年前まで一緒に仕事をしていたので、久しぶりという感じでもなく、岡田君だったので楽に仕事ができました。岡田君は半年間でお顔が精悍になられた気もします」とコメント。一方岡田は「本当にお姉ちゃんみたいな感じでした」と話していた。

作品のテーマにちなんで、2人には「一瞬の判断クイズ」がいくつか出題された。「レストランでウェイターがワインをかけてしまいました。その瞬間とっさにとる行動は？」という問には、北川は「すぐにナプキンで拭いてあげる」と返答。しかし、岡田は「ナプキンを差し出す」とちょっと控えめな答えだった。続いて「恋人の肩に毛虫がのっているのに気付いたときにとる行動は？」という問に、北川は「恋人が気が付かないようにさっと毛虫を取り払う」と優しさを見せたのに対し、岡田は「僕ね、虫が本当に嫌いなんですよ」と苦笑い。ちょっと不釣り合いな感じが何とも絶妙にお似合いの2人であった。

続いて、会場にハート型のアーチが登場。これは「愛する人を守るために逃げ出さない誓いのモニュメント」とのこと。北川と岡田は仲良く一緒にこのアーチをくぐり、北川は「映画で学んだ真実の愛を誓います」と誓いを立てた。一方岡田は「虫を怖がらないことを誓います」と何とも微妙な誓いを立て、会場に訪れたファンを和ませていた。このアーチは6月30日までLaQuaに展示されるというから、カップルならこのアーチを通らない手はないだろう。

最後に北川は「『瞬』のキャンペーンでは全国色々なところを回らせていただいたんですけども、今日が一番盛り上がった日になったような気がしています。みなさんのお陰です。ありがとうございます」と感謝の言葉で締めくくった。そのときの笑顔は、本当に心の底から喜んでいなければできない素敵な表情だった。

なお、イベントには北川、岡田の所属するスターダストプロモーションからももいろクローバーも公式サポーターとして登場。平均年齢14歳のフレッシュな歌と踊りで映画をPRしていた。

『瞬またたき』は6月19日（土）からS・D・Pの配給でロードショー。