「フランス映画祭2010」代表団団長ジェーン・バーキンが来日
3月18日(木)、六本木ヒルズにて、フランス映画祭2010が開幕。今年度の代表団団長を務めるジェーン・バーキン(63)ら総勢14名の来日スターがレッドカーペットを歩き、舞台挨拶に立った。
ユニフランスが主催するフランス映画祭は、今年で18回目。日本とフランスの架け橋となるイベントで、日本初公開となるフランス映画の上映を中心に展開。来日スターのトークショーやサイン会も実施する。2006年から会場を六本木ヒルズに移して規模を拡大。2006年にはキャロル・ブーケ、2007年にはカトリーヌ・ドヌーヴ、2008年にはソフィー・マルソー、2009年にはジュリエット・ビノシュと、錚々たるフランスの名女優たちを団長に迎えてきたが、今年は最もフランス人らしいイギリス人、ジェーン・バーキンが団長に招かれた。映画・音楽・ファッションと、フランスのカリスマになっているバーキンの登場に会場に訪れたファンは沸きに沸いた。エルメスのバッグ「バーキン」をしっかり持って登場したのも印象的である。
バーキンは日本との関係も深く、「日本には15回くらい来てます。今は桜の時季かと思ったのですが、開花は10日先らしいですね。桜が咲く頃にまた日本に来なければいけませんね。でも今の私にとっては集まった皆さんが桜の花です。桜の花を見ることをよりも皆さんにお会いできて嬉しく思っています」と挨拶していた。
記者からフランス語を勉強している人にアドバイスを求められると、バーキンは「私はフランス語をちゃんと勉強したことがなく、セルジュ・ゲンズブールの腕の中でフランス語を覚えました。最初はスラングから覚えましたが、40年経った今でもフランス語は間違えることがあります。フランスでは、間違えることを怖がらずに勇気を出して話しかけてみてください。フランス人が私を愛してくれたように、きっとフランス人は両手を広げてあなたを迎えてくれます」と話した。
来日ゲスト陣には、オープニング上映を飾った『ミックマック』のジャン・ピエール・ジュネ監督(56)の他に、『クリスマス・ストーリー』やアラン・レネの新作『風にそよぐ草』、その他ハリウッド映画にも出演している人気俳優マチュー・アマルリック(44)も参加。美人女優のセシル・ド・フランス(34)とモデルのエリザ・セドナウィ(22)がイベントに花を添えた。
フランス映画祭2010では、カンヌ映画祭パルムドールに輝いた『パリ20区、僕たちのクラス』を含む14本の長編と9本の短編が上映される。イベントは3月22日(月・祝)まで。
2010/03/21 18:27