『ライアーゲーム』初日に観客全員巻き込んでリアル・ライアーゲームを実施
3月6日(土)、有楽町にて、『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』が公開初日を迎え、戸田恵梨香(21)、松田翔太(24)、田辺誠一(40)、吉瀬美智子(35)、鈴木浩介(35)、濱田マリ(41)、松山博昭監督が舞台挨拶を行った。
ライアーゲーム、それは欲望にまみれたプレイヤーたちが、相手をだましてマネーを奪い合う恐ろしいゲーム。累計400万部を売った人気コミックを元にテレビドラマ化。シーズン1は深夜枠で放送、シーズン2ではゴールデンに移り、心理学や数学を用いた緻密なまでのリアリティで描かれる白熱の頭脳戦、先の読めないストーリー展開から幅広いファンを獲得した。テレビシリーズではライアーゲームの準決勝までが描かれたが、劇場版ではいよいよファイナルステージが描かれる。
松田はこの役を演じるとき、「台本をもらって本番までがきつい。まずゲームを理解して、時間軸のずれだとか矛盾を修正して色々な作業をしなければいけないから、演技が終わったときは気持ちが良かったです」とコメント。実生活で友達に電話で思わず「おまえさぁ」と言ってしまうこともあり、役が生活に染み込んでしまったと話していた。
映画の中では「エデンの園ゲーム」というものが描かれる。性格もカラーも全く異なる11人のプレイヤーたちがゲームに参加しており、それぞれが赤・金・銀のりんごのいずれかを選択しなければならない。全員が赤だった場合は、全員が1億円をもらえるが、一人でも金か銀のりんごを選んだ場合は、赤を選んだプレイヤーは1億円の借金ができてしまう。ルールはちょっと複雑なので、実際に映画を見て頂くのがいいだろう。
これと同じルールで、劇場でも観客全員を勝手に巻き込んで「エデンの園ゲーム」が行われることになった。劇場でのルールは、全員が赤いリンゴのボードを掲げた場合、キャストと一緒に撮った写真が全員にプレゼントされるが、たった一人だけ金か銀のリンゴのボードを掲げた場合、その裏切り者に10万円分の旅行券が支払われる。どの色を掲げるかは自由。必勝法は全員がみんなを信じて赤を揃えることだが、果たして結果は・・・?
ここで透かさず松田は役になりきって「このゲーム、何度やっても赤が揃うことはない」と決め台詞で会場を沸かせた。濱田も役になりきって「あんたたち、赤あげるんでしょうねえ!」と呼び掛けた。
結果は、赤が499人、金が2人、銀が1人。裏切り者が複数いたので、誰にも何も支払われず、事務局側の勝ちとなった。松田はここでまた役になりきって「ふっ。だから言っただろ」と決め台詞で笑わせた。赤をあげた499人は裏切り者3人に対し「えー!なんでー!」と大ブーイングだった。
戸田は「今日は楽しいゲームができて本当に良かったです。人間って恐ろしいなと改めて実感しました。でも『ライアーゲーム』というのはこういう悔しさだったり感動を与えてくれる素晴らしい作品だと思います」と話していた。
『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』は東宝の配給で、全国公開中。
リアル”エデンの園”ゲームの結果に大笑いする登壇者たち。
左から、松山博昭監督、濱田マリ、田辺誠一、戸田恵梨香、松田翔太、吉瀬美智子、鈴木浩介。
2010/03/08 7:37