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いきものがかり『時をかける少女』主題歌PVに仲里依紗が出演

仲里依紗

3月4日(木)、TOKYO FMホールにて、『時をかける少女』(場面写真はこちら)の特別試写会が行われ、主題歌のいきものがかり、主演の仲里依紗(20)、メガホンを取った谷口正晃監督(43)が舞台挨拶を行った。

いきものがかりは、本作の主題歌に『ノスタルジア』を提供した。『ノスタルジア』のPVには仲里依紗が出演。劇中のシーンが引用されるのではなく、新たに撮影したもので、映画で描かれた物語の今後みたいなものが描かれる。

エレキ・ギター担当の水野良樹(27)は、「この曲は僕が19歳の時に書いた曲で、こうして主題歌に使っていただいて、よくみんなで”時をかけちゃった曲”と話していました。こういう縁って本当にあるんですね。普段僕らもPVを撮るんですけど、やっぱり役者さんが画面に立つと存在感が全然違います。良い経験になったし、素晴らしいミュージックビデオになったので、仲さんにはぜひまた出ていただきたいです」と感慨深げだ。

アコースティック・ギター担当の山下穂尊(27)は、「僕は筒井康隆さんが大好きで原作を読んでますが、正直、最初は”またか”と思ったんですよ。どういう風に作り込んでいくのかと思ったら、オリジナルと全然違っていて、これを見たらよりオリジナルが楽しめるような内容で感動しました。ウチらがしてきたことが、これでもかというくらい映画のストーリーとマッチしていて3人とも驚いています。一番印象的なシーンで流れたのを見て、映画とウチらが作る音楽がひとつの作品になったんだなというのを感じた瞬間でした。」とコメント。

いきものがかりは今回原田知世が歌う旧・主題歌もカバーしているが、ボーカルの吉岡聖恵(26)は、「原田さんの原曲はとてもピュアで、14歳か15歳で歌っていたので、私たちが歌っていいものかと思ったのですが、私たちは路上ライブをやっていたころからカバーが大好きだったので、原田さんのピュアな部分もいただいて、私たちなりの歌い方で歌わせていただきました。私がこの映画で一番キュンとしちゃったのは、主人公と男の子の恋愛模様です。忘れていた何かを思い出すものがありました。子供は、ファッションも含めてお父さんお母さんはこんな時代だったんだと思って恋愛の部分も見てほしい」と話していた。

これがデビュー作となった谷口監督は「リスペクトとチャレンジの気持ちで作りました。皆さんの愛する宝物に傷をつけるわけにはいかないので、リスペクトする謙虚な気持ちで取り掛かろうと思ったのと同時に、新しいものを作るというチャレンジの気持ちで追い込まなければ2010年版を作る意味がないと思いました。そういう意味では、今回仲さんが演じてくれたヒロインは溌剌として瑞々しいヒロインになりました」と自信を見せた。

ジンクスを跳ねのけ、見事この役を我が物にした仲は、「『時かけ』は、お芝居の楽しさを教えてくれた作品です。役者って最初の頃は一生懸命頑張って台詞を覚えたり、硬くなっていたんですけど、『時かけ』で等身大の女の子をやれて、のびのびお芝居に向き合えた作品。本当に思い入れがある作品です」と話していた。

『時をかける少女』は、スタイルジャムの配給で、3月13日(土)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。

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2010/03/08 6:53

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