中山美穂、韓国映画『サヨナライツカ』で12年ぶりに主演に返り咲く

サヨナライツカ

1月23日(土)、新宿にて、『サヨナライツカ』の初日舞台挨拶が行われ、中山美穂(39)、西島秀俊(38)、石田ゆり子(40)が登壇した。

『サヨナライツカ』はイ・ジェハン監督がタイを舞台に撮影したラブ・ストーリー。中山美穂にとっては12年ぶりの主演。本作は韓国映画なので、中山にとって初の海外進出作品となる。映画は世界公開が決定しており、この日、日本で世界最速の公開となった。

中山がステージに登壇すると、客席から声をそろえて「おかえり!!」コールがかかり、中山はちょっと照れ臭そうに笑って歓声に応えた。初日ということで少し緊張気味だったが、感極まって何度か泣きそうになりながらも、なんとか涙をこらえながら挨拶していたのが印象的だった。

中山は「海外進出という意識はなかったんですけど、世界中の人に見て頂ければ幸いです。自分にとってもこの作品は記念になりました。今後も機会があれば海外の監督とやりたいです。スペイン映画とかにも出てみたいです」と意欲的なコメントも。

石田もまた「英語が片言なので、きちんと勉強したいと思っています。本当に恐れ多いんですけど私はメリル・ストリープが大好きなので、彼女に会えるんだったら何でもしたいです」と夢は大きい。

司会の「イ・ジェハン監督はどういう監督だったか」との質問には、石田は「とにかく熱い人。役者が好きで、演じている人のリスペクトというか、愛しているよというのが伝わって来るんです。よく話をするんですけど、話が長くて、撮影に入るまでの時間が何時間もあって、それに堪えるのが大変でした(会場・笑)。すいません、監督がいないんで、つい」と裏話で盛り上げてくれた。

「スケールが大きいなと思ったことは?」との質問には、西島は「エンドロール。人数の多さがハリウッド映画並だなと思って。監督に聞いたら1700人くらいの名前が流れてるんですって。それくらいの人が関わってるんですね。監督はセットにもこだわっていて、水平とか本当に水平でないと撮りたくないという人なんで、普通は木で作るセットもコンクリートで作っていました」とコメントしていた。

西島が自分の役について「色々な人にひどい男だと言われてますけど、やっぱり初めて結ばれるシーンは、しょうがないかなっていう・・・。あれはしょうがないでしょ。いけないことですけど、しょうがないかな・・・。あんな魅力的な人が来られたら、もうしょうがないかな」と口が滑って男の本心が出てしまい、しまったという表情をする一幕もあった。

最後に中山は「『サヨナライツカ』を見て、愛について、人生について語っていただけると嬉しく思います。人生の中にはたくさんのサヨナラがあり、出会いがある。その繰り返しの中で永遠が見えてくると思う。25年後とかにも見られたらいかがかなと思います」とまとめ、30分の舞台挨拶は終了した。(文・写真:澤田英繁)

サヨナライツカ』は、アスミック・エースの配給で現在公開中。

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2010/01/25 2:59

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