サミュエル・L・ジャクソンが惚れ込んだ日本のアニメ『アフロサムライ：レザレクション』
12月7日（月）、渋谷にて、『アフロサムライ：レザレクション』のイベント試写会が行われ、監督の木崎文智(40)、原作の岡崎能士(35)、美術監督の池田繁美(55)、PRゲストとしてデンジャラスのノッチ(44)と安田和博(42)、鳩山来留夫(36)が登壇した。
『アフロサムライ：レザレクション』はハリウッドで絶賛されたアニメーション作品『アフロサムライ』の続編。ハリウッドで最もヒット作の多い俳優といわれているサミュエル・L・ジャクソンがこの世界に惚れ込み、自ら主人公の声を演じている他、ルーシー・リュー、マーク・ハミルも声優として参加している。ねぶた祭り、阿波踊りをヒップホップと融合、時代劇でありながらアンドロイドが出て来るなど、斬新な世界観と、ヘヴィなアクションシーンの連続で見る者を圧倒するイマジネーションに満ち溢れた作品である。
この作品で、美術監督の池田氏はエミー賞のアニメーション個人部門審査員賞を受賞した。これは日本史上初の快挙という。この日は、ここで改めて授賞式を行うことになり、オバマ大統領（ノッチ）と鳩山首相（来留夫）の手からトロフィーが手渡された。
ノッチは「僕はサミュエルに会ったことがあるんですよ。サミュエルはいい奴で、新宿のアルタの前で”俺はあなたに投票したんだよ”と言って敬礼してくれました。僕のことを本物のオバマと勘違いしたみたいです」とコメント。新宿で会ったことだけは嘘じゃないそうだ。映画については「日の丸のハチマキがいいですね。一番のハチマキの相手と戦うためには、二番にならなければならないところが面白い」とコメントしていた。
だいぶ鳩山首相の物真似がうまくなってきた鳩山来留夫は「これを見て、アニメの殿堂をやっぱり作ろうと思いました」とコメント。ちなみに上映の後の囲み取材で師匠の北野武の映画の感想を求められたときは「殿の映画はとても素晴らしい作品です」と冷や汗をかきながら当たり障りのないコメントをしていた。
『アフロサムライ：レザレクション』は、トルネード・フィルムの配給で、12月12日（土）よりシネマライズほか、全国順次ロードショー。
2009/12/09 5:36
