ハプニングもなんのその!美人女優トン・ヤオ登場

トン・ヤオ

10月19日(月)、六本木にて、東京国際映画祭でグランプリを競うコンペティション部門に選出されている『台北に舞う雪』が上映され、出演者のチェン・ボーリン、トン・ヤオ、トニー・ヤン、モー・ズーイー、そして監督のフォ・ジェンチイが舞台挨拶に立った。

『台北に舞う雪』は、中国・日本・香港・台湾の合作映画。日本でも単館でロングランを記録した『山の郵便配達』のフォ・ジェンチイ監督による恋愛映画である。フォ・ジェンチイ監督は東京国際映画祭でグランプリを受賞した経験と審査員になった経験があり、映画祭に参加するのは今年が3度目。慣れたものである。

本作は映画祭でもかなり注目されている作品のひとつで、すでに日本での配給先も決定しており、当日の客席も満席だった。マスコミ記者らも全員分の座席がなく、鮨詰めの状態になるという盛況ぶりであった。

登壇したキャストたちは全員日本語で挨拶して日本のファンを喜ばせた。日本のドラマにも多数出演経験があるチェン・ボーリンは「皆さん、こんばんは(会場拍手)。じゃここから中国語で。すいません」とネイティブさながらの日本語で話し、観客を驚かせた。トン・ヤオも片言ながら「東京ダイスキです」とお茶目な日本語で挨拶していたが、モー・ズーイーもそれに対抗して「ラーメンダイスキです」と言って盛り上げた。

トン・ヤオ(24)は、チャン・ツィイーに似ていることから、中国では「リトル・チャン・ツィイー」というあだ名がついており、映画の中でもこれがネタにされてしまうほどだが、言われた本人はイヤなんじゃないのかというと、これがなかなかまんざらでもないようで、この日も監督から「皆さん、今日はチャン・ツィイーが来たと思ったでしょ」と言われてもニコニコしていた。

舞台挨拶の途中、いくつかハプニングもあった。前列中央のカメラマンがカメラを落とし、慌てて拾って椅子からこけ、一瞬トークが中断した。熱烈なファンがしつこく無許可で写真を撮りまくって結果的に何度も進行を妨害することになった。しかしそうしたハプニングもトン・ヤオの笑顔ひとつで丸く収まってしまう。そんな感じであった。

カメラマンも、トン・ヤオが微笑む度につい思わず何度もシャッターを切ってしまう感じである。僕は望遠レンズも持って行くべきだったと後悔した。終わってみて気がつけば撮った写真全部がトン・ヤオの写真だったという始末で。僕としたことが、他の役者を撮るのをすっかり忘れていたとは・・・。この2年間のキャリアで初めての失態でした。いや、それだけトン・ヤオが素敵だったということで。(澤田)

『台北に舞う雪』はゴー・シネマの配給で、シネスイッチ銀座ほか、2010年正月第2弾全国順次ロードショー。

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2009/10/20 0:38

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