武田真治の無邪気な魅力『今日からヒットマン』

今日からヒットマン

9月14日(月)、汐留にて、『今日からヒットマン』の完成披露試写会が行われ、主演の武田真治(36)と森下悠里(24)、監督の横井健司(42)が登壇した。

『今日からヒットマン』は、ごく普通のサラリーマンが、ある日ひょんなことからヒットマンになるアクションエンタテイメント。殺されるかどうかという状況下で突然会社の上司から電話がかかってくるなど、表と裏の社会で二重生活を送る様がユーモラスに描かれる。

この日、武田は、映画の主人公と同じヒットマンの格好で登場。「普通のサラリーマンがある日ヒットマンになるなんて有りえないでしょ。それがね、うまくできてるんですよ! 二重生活を楽しんでやってるわけじゃなくて、大活躍しないことで大活躍しちゃう新しいヒーローが誕生したと思ってます」と興奮気味に作品の見どころについて語った。

司会者が「今までの武田さんの魅力プラスアルファの感じですね」と褒めると、武田は「今までの僕の魅力って何ですか?」と聞き返し観客は大笑い。司会者は「かっこよくてスタイリッシュで優しいところです」と答えたが、ここで普通の俳優なら謙遜するところだが、武田はニッコリ笑って「そうなんですよ!僕、かっこよくてスタイリッシュで優しいんです!」とノリノリ。このやりとりに会場はほんわか温かい空気に包まれた。全くイヤミのない無邪気さが武田真治の魅力だと改めて実感させた瞬間だった。

その後も「ついに他の役者さんが僕より年下という状況になってきてました」、「なんで僕こんな慌てて喋ってるんでしょう」、「先にフラッシュを浴びてから目を慣らしとかないと」などなど、武田の面白トークが炸裂し、観客の笑いは最後まで絶えなかった。

森下も以前から武田の大ファンだったといい、「憧れの武田さんに今回お会いして、本当にすごい優しい方で、みんなファンになっちゃったんですよ」とベタボメだ。武田は森下が褒めている間、気取ってステージから一歩前に乗り出し、取材陣にカメラ目線を送ってニコニコと嬉しそうにしていた。

一方、武田は森下のことを「頑張り屋さんですね」と評価。「アクションシーンのとき、僕等はパットとかを入れて演技してるんですけど、森下さんはひじもひざも出てたので感心しました。寒い中、水までかけられてましたからね」と振り返った。そこで横井監督は「森下さんのそういう姿を見ていたら水をかけたくなったんです」とコメント。これを受けた武田は首をかしげながら「監督、それ全然使えないコメントですよ」といってテープをハサミで切る仕草をしてみせた。

武田はこの作品のテーマ曲を自ら作曲し、自ら演奏しているが、この日は特別に最初で最後、武田のサックスの生演奏が披露された。武田は作曲の意図について「サラリーマンはすごくかっこいいというテーマがあると僕は感じていて、だとしたらこの世の中サラリーマンの方が多いですから、そこがかっこ悪きゃこの国かっこ悪いなという思いで精一杯かっこいい曲を自分なりに作らせていただきました」と熱く語った。「一生懸命やるんで、一人にしないで下さいね(手拍子で参加して下さいという意味)」と前置きしてからサックスを演奏すると、そのパワフルなパフォーマンスに客席から割れんばかりの拍手が送られた。

これを横で見ていた監督は「改めて、武田真治ってかっこいいなと思いました」とコメント。武田は息を切らせながら「そうなんですよ!!」と答え、また客席は笑い声に包まれた。

『今日からヒットマン』は、東映ビデオの配給で、9月26日(土)より、銀座シネパトスほかにて公開。

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2009/09/15 19:38

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