『ウルヴァリン』ヒュー・ジャックマン「次は日本で」
9月3日(木)、六本木にて、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のジャパンプレミアが行われ、主演のヒュー・ジャックマン(40)が登場した。
ヒューはハーレーに乗ってレッドカーペットを一周し、ステージに登場すると、「コンニチワ。日本ニ来レテ嬉シイデス」と片言の日本語で挨拶した。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』は、『X-MEN』シリーズの人気キャラクター、ウルヴァリンの誕生秘話を描いた作品。それまでのシリーズとは表現スタイルがだいぶ異なり、メインキャラクターが一人になったこともあり(厳密にはサイクロップスも少し登場する)、スポットが強調されて、いつも以上にかっこいいウルヴァリンの活躍ぶりを堪能することができる。あの爪がいかにしてできたものかも明かされる。ハーレーに乗って敵から逃げるシーンなど見せ場満載だが、最大の見どころはこの爪の威力。鋼の塊だろうが何だろうが、とにかく何でも軽く触れるだけでスパッと綺麗に切ってしまう。切って切って切りまくる様が何とも爽快。なお、FOX内ではスピンオフという言葉は禁句になっており、これはこれでシリーズとして続けて行く方針のようだ。
ヒューは本作を「アクションがあり、ドラマがあり、ウルヴァリンの誕生秘話があり、そして裸のシーンがあります」と紹介し、オフィスビルの窓から会場を覗いているビジネスマンたちを見上げると、「カモーン!君たちもこっちに降りておいでよ」と呼びかけるなど、アカデミー賞の司会でもお馴染みのエスプリのきいたトークで会場を沸かせた。
ヒューは『ウルヴァリン2』の舞台を日本で撮ることを発表したが、これはリップサービスではなく本当のこと。原作ではウルヴァリンが日本で活躍するストーリーがあり、ぜひとも映画化したいと思ったという。ヒューは「日本でオーディションをやるから奮って応募してください。僕も爪を使って寿司を食べるのを楽しみにしてるから」とコメント。
これを聞きつけた佐藤隆太(29)は、「ぜひ俺を出して」と直談判にやってきた。「ウルヴァリンの生き様は惚れ惚れします」とおだてつつ、ヒューに履歴書を渡すと、ヒューは「いい線いってるぞ。でもウルヴァリン役は僕の役だからやらせないからね」となかなか脈ありの様子だった。
ヒューの大ファンという川島なお美(46)も和装で登場し爪を型取った特製のケーキで祝した。川島は「強いだけじゃなくて大人の男の魅力たっぷり」とヒューにメロメロだった。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』は、20世紀FOX映画の配給で、9月11日(金)、TOHOシネマズ日劇他、全国ロードショー。
2009/09/05 23:29