加藤紀子がフランス留学を語る『クリーン』

加藤紀子

8月29日(土)、渋谷にて、加藤紀子(36)を迎えて、『クリーン』の公開記念トークイベントが行われた。

『クリーン』は、フランスの監督オリヴィエ・アサイヤスが、かつてのパートナーである香港映画界のスター、マギー・チャンを主演に撮ったヒューマンドラマ。女としての自覚を取り戻していく歌手を演じたマギー・チャンは、カンヌ国際映画祭において満場一致で主演女優賞に選ばれた。

加藤紀子は、92年に彗星のごとく歌手としてデビュー。日本レコード大賞新人賞など数々の賞に輝き、その後、バラエティ番組に多数レギュラー出演。10年前までは「いいとも」や「マジカル頭脳パワー」など、テレビで見ない日はなかったが、2000年にフランス留学のため、突如芸能界から離れた。その間に加藤は32の国と地域を旅したという。

加藤は「3cm自分が前向きになれる、何か一歩足を進めなきゃいけないなという気持ちになれる映画」と本作をPR。監督について「本当に引き出しをいっぱい持っている人です。元パートナーのマギー・チャンに対する愛情を感じる。何が縁でわかれちゃったのかな。未練あるのってくらい。でもデレデレとした作品にはなってない。マギー・チャンを女優としてちゃんと見せたいという優しさが詰まっています」と評した。

フランスに留学した理由については「フランス映画、フランスの音楽が好きで、フランス人と一緒に仕事をすることも多かったのですが、間に通訳を入れると、言いたいことを省かれることがあって、直接フランスの人と話したいと思って現地に留学しました。最初は挨拶も何もできなくて、英語も話せないから、帰りたいという気持ちになって、何しに来たんだという葛藤がありました。2年後になんとか喋れるようになりました」と語った。それでもまだフランス映画は確認のためにも日本語の字幕を見ているらしい。次は英語を学びたいと、新たな目標についても語っていた。

『クリーン』はトランスフォーマーの配給で、シアター・イメージフォーラムにて公開中。

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2009/08/31 2:16

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