妻夫木聡、徳永えりが疑似兄妹に『ノーボーイズ、ノークライ』

『ノーボーイズ、ノークライ』初日舞台挨拶より

8月22日(土)、渋谷にて『ノーボーイズ、ノークライ -泣かない男なんていない-』の初日舞台挨拶が行われ、出演者の妻夫木聡(28)、徳永えり(21)、貫地谷しほり(23)、柄本佑(22)が登壇した。

妻夫木は、「韓国ではもう公開されていて、行って来たんですけど、あっちの熱狂的なパワーに押されて手応えを感じました。ようやく日本で公開できて嬉しいです。これは僕にとって初めての日本と韓国の合作です。日本と韓国は近いようで遠い存在と感じていましたが、それは自分自身だけの価値観なんだなと気付かされました。一緒に仕事をして、人間を知ることで、より人間というものが深みを増していくことを感じました。これからどんどんアジアは大きく広がっていくという希望で満ちあふれています」と挨拶。普通ならなかなかこう立派な挨拶はできるものではなく、さすがは妻夫木聡と思わせたが、これに比べて柄本は緊張して何度も噛みまくり、客席のファンから「しっかり!」とエールをもらっていた。

妻夫木は、舞台挨拶の後も、決まって必ず出口のところで深くお辞儀をして出て行くことで知られるが、この日も妻夫木は終始、見事な紳士ぶりを見せた。徳永はそんな妻夫木を「優しいお兄さん」と褒めちぎり、妻夫木も「末っ子で妹が欲しかったので、妹がいることを疑似体験できてよかったです」と徳永を立てた。

男泣きするところについては、妻夫木は「僕は泣こうと思って泣けないので、役者失格なんですけど、いつも自分の頭で考えるというよりも、そのままその中に入って行く感覚に陥るので、自然と泣いちゃった感じです」とコメント。徳永は「男は人前で泣くのを嫌がりますが、泣くことは自然に心からの表れだと思うので、素敵なことだと思う」とコメントし、バーチャルな兄妹の図がすっかりそこに出来上がっていた。貫地谷はそんな妻夫木を見て「たまらんです」と語りニンマリしていた。

『ノーボーイズ、ノークライ -泣かない男なんていない-』は、ファントムフィルムの配給で、シネマライズほか全国ロードショー中。

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2009/08/24 6:51

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