GLAYが新曲を書き下ろした『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』

左からTERU、片山勇、牧野耕一監督

8月5日(水)、渋谷にて、『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』のトークイベントが行われ、牧野耕一監督(35)と、主演の片山勇(44)、そして主題歌を歌うGLAYのTERU(38)が登壇した。

『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』は、「革ジャンのサムライ」といわれた伝説のカリスマ・デザイナー片山勇の実像に迫るアーティスティック・ドキュメンタリー。

GLAYは今年「SAY YOUR DREAM」がショートショートフィルムフェスティバルのミュージックショート部門に輝き、映像世界と音楽世界の偉大なる掛け橋役となって間もないが、1本の映画のためにここまで積極的に参加するロック・バンドもなかなか珍しい。GLAYは、既存の曲の提供ではなく、わざわざこの映画のために新曲「LET ME BE」を書き下ろしている。また、TAKUROとHISASHIはAUDIO 2 AUDIO名義でこの映画のサウンドトラックを作曲。TAKUROとHISASHIは初日舞台挨拶にも参加。ボーカルのTERUもこの日舞台挨拶に立つという熱の入れようだ。

TERUも片山勇に惚れ込んだ一人で、「年下の俺がいうのも何ですけど、片山さんは怖い人なのに、少年のようで、目を見ていると心が癒されていくよう。音楽とは違うジャンルの世界で、人生とは、男とはなんだというものを教えてもらいました」と大絶賛。TERUはこの曲の最初の仮題が「片山ソング」だったことを明かし、正真正銘片山のことを歌った曲だと説明。「色々なものと戦っていく中での弱さ、優しさ、愛情、男の内面をこの曲で表現できればと思った」と語っていた。

牧野監督は、「映画と音楽は同じ時間芸術。切っても切り離せない。最初にGLAYさんのデモテープを聞いたとき、TAKUROさんのシンプルな伴奏だけがついていて、TERUさんの声がガラッガラで、普段テレビで見ているTERUさんの印象とは全然違っていて、心の叫びが聞こえてくるようで無茶苦茶かっこよくて感動しました」と半ば興奮気味に最初の出会いを振り返っていた。TERUいわく、そのときは「トム・ウェイツばりのしわがれ声」だったという。片山はそんなTERUの歌を聴いて「鳥肌が立って、自然と涙が出てきた」と話していた。

TERUは「今、男の生き様を背中で語れる人ってあまりいないですが、これは大人がかっこいい背中を見せてくれる映画です」と映画をPR。客席に手を振り、訪れた女性ファンから黄色い歓声を浴びていたが、牧野監督は「今日は女性のお客さんが多いですが、ぜひこの映画を婚活の参考にして欲しい」とコメントし、笑いを誘っていた。

『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』は現在公開中。今後も続々と舞台挨拶を予定している。

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2009/08/09 2:41

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