今の日本に喝を入れる番組『アプレンティス』

アプレンティス
(C) 2008 JMBP, Inc.

7月11日(土)から『アプレンティス セレブたちのビジネス・バトル』(WOWOWで土曜深夜0時から放送中)という番組が始まった。

アメリカではリアリティ・ショーと呼ばれているジャンルの番組で、ドナルド・トランプという不動産業界でかなり知られた大富豪が、14人の見習い社員たちを集め、毎週彼らに難題を要求していくというもの。毎週1人ずつ脱落者を出し、最後に残った1人が年俸25万ドルを手にすることができる。毎週最後にトランプが脱落者に浴びせる一言「君はクビだ」は全米で流行語になったとか。

アメリカでは以前から続いている番組だが、一般人ではなく各界の著名人たちが見習い社員として登場したシーズンは全米で話題を呼び、日本での初放送が決まった。ロックバンドKISSのジーン・シモンズや、オリンピック金メダリストのナディア・コマネチ、俳優のスティーヴン・ボールドウィンなど、馴染みのある有名人たちが経営力を競い合う。

第1回の放送では、男性チームと女性チームに別れて、ホットドッグを売り、売上金の高さを競い合った。彼らはあらゆる手を尽くしてホットドッグを売りまくるが、ホットドッグ1個をなんと1000ドルという高額で売ることもあって、その様子だけでも十分に見せてくれる。しかし、面白くなるのは反省会議に入ってからだ。誰が悪いのかをじっくりと話し合わなければならない。ここで失敗を他人のせいにするセレブたちの姿が見ものである。人間の本性が浮き彫りになる瞬間である。

今後、全13週に渡って、劇場のチケットを販売したり、雑誌の広告を制作したり、テレビ番組をプロデュースしたり、おのおのの経営力が問われ、毎週一人ずつ脱落者が決められていく。

ある意味、究極の就職活動番組。失業者であふれる今の日本に喝を入れるにはぴったりの番組である。

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2009/07/12 23:51

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