スザンヌの理想の彼氏は『アンパンマン』

アンパンマン

7月4日(土)、新宿にて、『それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星』の初日舞台挨拶が行われ、原作者のやなせたかし先生と、キャストのスザンヌ、原口あきまさ、同時上映『ばいきんまんVSバイキンマン!?』キャストの新山千春&小春親子が登壇した。司会は『アンパンマン』の映画に11年連続出演している藤井恒久アナウンサーが務めた。

やなせたかし先生は毎年恒例とされる自慢の喉を披露。歌のリズムに乗せて「スザンヌはこの映画のために生まれたんじゃないかというくらいピッタリ。新山さんも、これがまたいいんですよ。小春ちゃんは2歳で出てるからびっくりだね。藤井さんはアナウンサーにしておくのは惜しいです。顔があまりよくないから」と踊りながら元気良く登壇者を紹介。先生はなんと90歳というから驚きだ。「もうすぐディズニーも追い越すぜ! アンパンマンのキャラクターは2000以上あるけど、ディズニーはそんなにないから。ディズニーは死んでるしね。俺は生きてる!」と貫禄たっぷりに笑っていた。

実は熊本県宣伝部長もやっているスザンヌは、ちゃっかりここでも熊本の宣伝をしつつ、家族で共演したことについて「熊本のイントネーションが大変でした」と言って収録風景を熊本弁で再現してみせた。

スザンヌはアンパンマンの出演が決まったときは嬉しくて飛び上がったという。「アンパンマンみたいな彼氏が欲しいですね。自分の顔をくれる人ってなかなかいないので」とそりゃ当たり前だろ。新山は「スザンヌさんには悪いけど、結婚したら、パパのいびきがうるさくて、結構切実な問題がありますから」とあまりにも現実的な悩みを抱えている様子。2歳の小春ちゃんはそんなお母さんを尻目に「大きくなったらお相撲さんになりたいです」と無邪気に話していた。

原口はジャイアントだだんだんの役で出演。やなせ先生はこのキャラクターには特別の思い入れがあるそうで、家の近くに7メートルの巨像を作ったほどである。いつかだだんだんに喋らせたいと思っていて、今回その願いが実現した。原口は相当なプレッシャーだったことを明かしつつ「だだんだんというセリフだけで喜怒哀楽を表現するのは難しかったけど、先生のイメージに近づけるようがんばった」と恐縮していた。客席の子供たちから何度も「だだんだん!」と声援を受けた原口は「自分の名前はなかなか覚えてもらえないので、だだんだんに改名しようかな」と照れ笑いしていた。

『それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星』と『ばいきんまんVSバイキンマン!?』は東京テアトルとメディアボックスの配給で全国ロードショー中。

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2009/07/05 21:35

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