マックG監督『ターミネーター4』の舞台挨拶で新たな伝説を生む

『ターミネーター4』先行上映にて

【ソニー・ピクチャーズ】6月6日(土)、新宿にて『ターミネーター4』の先行上映が行われ、マックG監督、ブライス・ダラス・ハワード、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッドが舞台挨拶をした。

マスコミ側の視点からしてみると、この舞台挨拶は、実は始まる前まで、注目度はあまり高いものとは言えなかった。宣伝についてはジャパンプレミアに注力していたために、この日の舞台挨拶の実施が前日まで伏せられていたこと。主演のクリスチャン・ベイルが早々と帰ったために出席できなかったこと。さらに同じ時間帯に別の会場で他に沢山の舞台挨拶があったこと。様々な悪条件が重なって、この日、マスコミはほとんどここに集まっていなかった。しかし、舞台挨拶が終わってみると、記者達は口々に「今までで最高の舞台挨拶だった」とこのイベントを絶賛した。

この日のイベントを盛り上げたのは、マックG監督その人だった。マックG監督は会場に現れるなり、ぐるりと駆け足で客席を一周。そのエネルギッシュな姿に観客は一気に魅了された。キャストの呼び込みでは「ちょっと待って。まだ歓声が足りないな。そんな声じゃアントンは来てくれないぞ。さあ皆もっと大きな声でアントンを呼んで!」と観客をあおりまくり、客席のボルテージは一気に上昇していった。

マックGは「日本ダイスキ! タランティーノともよく日本の話題で盛り上がるんだ。続編はぜひ日本で撮りたいね。渋谷のスクランブル交差点にジョン・コナーが未来からやってくるんだ(といって未来からやってきたときのポーズを真似てみせる)。そしてここ新宿に来て、それから秋葉原に行くんだ! 秋葉原ダイスキ!」と言って会場を沸かせた。監督は日本のサブカルチャーに大変な影響を受けているといい、自身の作品は『セーラームーン』に影響されていると声を大にして叫んでいた。

アントンが挨拶するところでは、マックGは客席から「I LOVE U」というメッセージを掲げているファンを発見。すぐさま客席にダッシュして、ファンをアントンのそばまでおんぶしてくるというサービスぶり。「世界中を回ってきたけど、こんなに歓迎されたのは日本が初めてです」とアントンもすごく嬉しそうだった。

続いてマックGは、いきなり「一番好きなシーンはどこだった?」と客席に向かってまさかの質問攻め。ファンに「ジョンが父親と出会うシーン」と言われたマックGは「あそこはエモーショナルなシーンだからね。でも僕が一番好きなのはシュワルツェネッガーが出てくるところだよ。♪ダダッダンダダン!」とターミネーターの動きを真似していた。

イベントは完全にマックGのペースで進んでいたが、暑くなってついにジャンパーを投げ捨てると、「よし、またそっちにいくよ」といって、今度はブライス、ムーン、アントンを引き連れて客席に入っていき、またぐるりとファンサービスしながら一周した。ファンも嬉しそうだったけど、このときのキャストたちの顔が幸せそうで、本当にいい顔をしていて、幸福感が人から人へと伝染して会場全体が温かい空気につつまれていくようだった。

とにかくファンを大切にするマックG監督。退場の直前にも、映画のパネルをファンにプレゼントするなど、最後の最後までファンサービスを忘れなかった。司会者が「皆さん、今日は本当に来て良かったですね。今日のイベント、楽しかったという人!」というと、満場一致で全員が手を挙げた。舞台挨拶は数あれど、ここまで熱かったイベントは聞いたことも見たこともない。ある意味ウィル・スミスのスタイルにも似ているが、彼でもこうはいかないだろう。ソニー・ピクチャーズのスタッフたちも大満足して本当に嬉しそうな顔をしていた。あるベテラン記者も「今までで一番面白かった。新しい宣伝の形が誕生したね」と絶賛していた。観客はもちろん、スタッフも記者も含め、そこにいた人全員がニコニコ顔で会場を後にしたものである。

マックG
登場するなり、客席を駆け足で一周するマックG。

マックG
マックG監督。

ブライス・ダラス・ハワード
ブライス・ダラス・ハワード。

アントン・イェルチン
アントン・イェルチン。

ムーン・ブラッドグッド
ムーン・ブラッドグッド。

ポーズをとるマックG
「未来からやってきた」のポーズ。

アントンファン
客席からアントンのファンをステージに連れてきたところ。

ファンと記念撮影
ファンのカメラで記念撮影をするマックG監督。なんと優しい!

またマックG客席へ
またまたマックGが客席に入っていった。

ブライス・ダラス・ハワードも客席へ
マックGの誘いでブライス・ダラス・ハワードも客席へ。

ムーン・ブラッドグッドも客席へ
ムーン・ブラッドグッドも客席でファンサービス。

女優たち
2人ともファンサービスできて本当に嬉しそう。

ブライス・ダラス・ハワード
ブライスもだんだんマックGの調子に乗せられてきて楽しくなってきたみたい。

フォトセッション
フォトセッション。「しーっ」と言ったかと思うと突然大声で「ガオー!」と叫んだり、子供みたいにはしゃいでいた。

最後の最後まで
最後にパネルをファンにプレゼントしていた。

『ターミネーター4』は、6月13日から全国ロードショー。

[PR] 戦国時代カードゲーム「秀吉軍団」好評発売中

2009/06/08 6:00

サイトのコンテンツをすべて楽しむためにはJavaScriptを有効にする必要があります。