トム・ハンクス終始ご機嫌『天使と悪魔』来日会見
【ソニー・ピクチャーズ】5月7日(木)、帝国ホテルにて、『天使と悪魔』の来日記者会見が行われ、主演のトム・ハンクス、ヒロインのアイェレット・ゾラー、監督のロン・ハワード、製作のブライアン・グレイザーが登壇した。記者会見の模様はインターネット中継にて世界配信された。
駆け足で元気よく登壇したトム・ハンクスは、質問されるたびにわざと咳き込んでみせたり、アイェレットに質問があると、おどけてポケットから黒縁メガネを取り出して目をぱちくりさせながらアイェレットの顔を見つめたり、終始ゴキゲンの様子だった。自分の役については「シャーロック・ホームズみたいに普遍的なヒーローだと思う」と話していた。
アイェレットはオスカー俳優、オスカー監督と仕事を共にしたことについて「ファンタスティックだったわ!夢にも思っていなかったことが起きたのよ。この記憶は死ぬまで残っていくと思うわ」と興奮しきりだった。トムはそんなアイェレットのことを「僕らの宝物だった。彼女は僕らが何か馬鹿なことをしたら、あなたは馬鹿なことをしたってはっきり言ってくれる人なんだ」と語っていた。
ゲリラ撮影のことに質問が及ぶと、ハワード監督は「本物をそのまま映画の中に生かすためさ。もちろん法律は破ってないよ。でも許可も取ったわけじゃないんだ」といってさらりとかわした。「言ってみれば学生たちがやるようなインディゲリラだね。限られた時間に素早く撮ったんだ。この映画には100年前のサイレント映画の手法から、現在バリバリのCGの手法まで全部使ったよ。映画を見ていると、本当に旅に出たような気持ちになると思うね」と振り返っていた。
この日、4人はジャパンプレミアにも出席。翌日東京ドームの始球式にも参加し、WBCでサムライジャパンを優勝に導いた原監督と対面している。
「続編を作る条件は東京でプロモーションをさせることだよ」とおどけるトム・ハンクス。
ロン・ハワード監督。
アイェレット・ゾラー。
『天使と悪魔』は5月15日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開。
2009/05/11 13:57