『鈍獣』ジェロ生歌舞台挨拶

鈍獣

【ギャガ】5月7日(木)、九段会館にて、『鈍獣』の完成披露試写会が行われ、浅野忠信、北村一輝、ユースケ・サンタマリア、南野陽子、佐津川愛美、ジェロ、細野ひで晃監督が舞台挨拶を行った。

『鈍獣』は、宮藤官九郎の舞台劇を映画化したもので、とあるホストクラブに集まった6人の男女たちの人間模様を描く。浅野忠信は殺されても殺されても死ない、あり得ないほど鈍い男を、北村一輝はホストクラブのナンバー1ホストを、ユースケ・サンタマリアはヘタレ警官を演じている。

この日、みんなを引っ張っていたのは、やっぱりミスター舞台挨拶男ユースケ・サンタマリアだった。登場するなり「今日は4万人のお客様に来ていただいて」とユースケ節は健在。男性から声援を受け「なんで男なんだよ」とお客さんにツッコミを入れたり、産休中の真木よう子(この3日後に第一子を出産したことが発表された)について「俺たちも分娩台に乗ったつもりで、さっきスクラム組みました」とノリノリ。舞台挨拶の7割がたはユースケが一人で喋るほど絶好調であった。

この日は本作で映画初出演となるジェロの生歌<流浪の街>も披露された。間近でジェロの歌を聴いた浅野は「見習わなくちゃいけない」、北村は「ジェロさんって感じで嬉しかったです」と大感動。ユースケも「日本人の心があった」と大絶賛だ。ジェロはそんな彼らを褒めようと思って「撮影中にみなさまのわかりやすい指示をいただいて本当に楽しかったです。皆さん割り切って演じてました」とコメント。「なりきって」を「割り切って」と間違えたことで会場は大爆笑。ユースケは「ジェロの印税は7:3で俺に入ってくるから」と言って、さらに笑いを取っていた。

演技については、ユースケは細野監督から「ユー、好きにやっちゃって」と言われたという。「監督は浅野さんと北村さんには色々指導してたのに僕にはこの一言だけで、なんだよ!と思った。監督は僕がちゃんとやってくれると見抜いて任せてくれたんだ。たいしたもんだよ!」と誇らしげに語っていたが、細野監督は「そんなこと言ったっけ?」と苦笑い。これもミスター舞台挨拶男ユースケお得意のホラ話なのか何なのか・・・。こんな調子であっという間に30分の舞台挨拶は終わったのだった。

『鈍獣』は、5月16日(土)より、シネクイントほか全国順次公開。

浅野忠信
北村一輝 ユースケ・サンタマリア
南野陽子 佐津川愛美
ジェロ

[PR] 戦国時代カードゲーム「秀吉軍団」好評発売中

2009/05/11 4:03

サイトのコンテンツをすべて楽しむためにはJavaScriptを有効にする必要があります。