『呪怨 白い老女』で南明奈がホラーに初挑戦
【東映】4月15日(水)、六本木にて、東映ビデオとCELLが製作する『呪怨 白い老女』、『呪怨 黒い少女』の記者発表会が行われ、監督の三宅隆太、安里麻里、出演の南明奈、鈴木裕樹、瀬戸康史、中村ゆり、プロデューサーの一瀬隆重、原案の清水崇らが登壇し、記者の質問に答えた。
一瀬と清水は、ホラー映画は若手監督の登竜門だという。今回はホラー映画のセンスがひときわ光る三宅隆太と、ホラー映画の実績もある女性監督の安里麻里に監督を依頼し、あらたなネオ『呪怨』が誕生したという。
『呪怨』はビデオ版から始まり、劇場版、ハリウッド版とどんどん高みに登っていった作品で、清水は日本人として初めてハリウッドで監督デビューを果たした偉大なる功労者であるが、ハリウッドでは豪華に豪華に作るように指示され、いかに低予算ぽく作るかに苦労したという。「一番怖いのは最初のビデオ版なんです。それはビデオ版が低予算だから。ホラーはお金をかけるほど怖くなくなる悲しいジャンルです。今回は再びビデオ版の恐怖をと思って製作しました」と語る。
一度ハリウッドで作られているために、日本で新作を作ることには制約があったのかという質問には、一瀬は「あちらはあちらで好きなもの作っていけばいい。こちらはこちらで好きなものをやりたいようにやる」と話していた。その自由度が、新作映画の恐怖につながっているに違いない。
南明奈はこれでホラー初主演デビューとなるが、「台本を読んで泣きました。自分にできるかどうか不安でしたががんばりました」と話していた。フォトセッションのとき、背後から白い老女が突如現れて南をおどかす一幕もみられた。
『呪怨 白い老女』、『呪怨 黒い少女』は6/27(土)新宿バルト9、梅田ブルク7にて同時上映。
2009/04/21 5:16