しっかりもの須賀健太『釣りキチ三平』
【東映】3月20日(土)、丸の内にて、『釣りキチ三平』が初日を迎え、須賀健太、香椎由宇、塚本高史、土屋太鳳、渡瀬恒彦、矢口高雄(原作)、滝田洋二郎監督が舞台挨拶を行った。
須賀は、「さんぺ~いで~す」と某芸人の物真似から挨拶をスタート、司会の質問にも動じずに的確に答え、他のメンバーを引っ張っていくリーダー気質も見せ、もはや大物の風格だった。原作者の矢口も「これまで映画化できなかったのは三平役がいなかったから」と、須賀を讃えた。
香椎は、この日は高熱で体調がよくなく、声が出なかったため、隣にいた渡瀬が通訳をする形になり、ただ「こんな声ですみません」と謝罪するしかできなかったが、フォトセッションのときにはいつもの素敵な笑顔を振りまいてくれた。
『釣りキチ三平』は「週刊少年マガジン」で10年間連載された人気漫画の実写映画化作品。迫力の釣りのシーンがCGによって映像化された。『おくりびと』で今年アカデミー賞を受賞し、各誌の話題をさらった滝田監督による『おくりびと』に続く最新作である。この日の舞台挨拶では、『おくりびと』の話題は封印し、新作のPRに徹底していた。
2009/03/20 20:43