玉山鉄二『カフーを待ちわびて』初日舞台挨拶
【エイベックス】2月28日(土)、新宿にて、『カフーを待ちわびて』が初日を迎え、玉山鉄二さん(28)、マイコさん(23)、勝地涼さん(22)、尚玄さん(30)、宮川大輔さん(36)、白石美帆さん(30)、沢村一樹さん(41)、中井庸友監督(36) 、そして主題歌を担当するmoumoonのYUKAさん(23)、柾昊佑さん(31)が舞台挨拶をしました。
『カフーを待ちわびて』は沖縄を舞台に、絵馬から発展する恋愛を描いた物語。「日本ラブストーリー大賞」受賞作をオリジナルラストで映画化しました。カフーとは、沖縄の古い言葉で、「果報・良い知らせ・しあわせ」を意味します。
主演の玉山さんは、沖縄での撮影を通して「彼らは、食べたいときに食べて、お昼寝して、毎日自分のペースで生きています。東京に住んでいると早いペースで時間が過ぎていくから、いいものが早く通り過ぎる気がします。この映画に出会って、僕の引退が早くなったかな」と、すっかり沖縄での生活が気に入ってしまったようです。
マイコさんは「私と正反対のキャラクターで、こんなに女の子女の子はしていないので演じていて楽しかった」と挨拶。マイコさんはmoumoonのPVにも出ていますが、PVは映画とは違ったアナザーストーリーになっていて、映画の中では描かれなかったエピソードが描かれてあり、両方あわせて楽しめるようになっています。
高校まで沖縄にいた尚玄さんは「昔のいい沖縄が残ってる。自分では体験したことのなかった昔の沖縄に触れたような感じでした」と作品について語りました。上映後の舞台挨拶だったのに、「楽しんでもらえたら嬉しいです。・・・あっ、もう見たんですよね」と言って、上映前の舞台挨拶だと勘違いするおっちょこちょいな一面も見せました。
「『おくりびと』に続いてアカデミー賞取ると思います」と自信たっぷりに語る宮川さんは、撮影期間の間、みんなとダチョウ園にいったり沖縄生活を満喫していたようで、「クランクアップの日、いきなり東京に帰らなあかんというのが苦しかった」と話していました。
勝地さんは「沖縄弁のイントネーションは優しく聞こえるので、感情をのっけるのが難しくて苦労しました」と挨拶。絵馬に何か書くとしたら「言葉がうまくでてこないから、”頭がよくなりたい”と書きます。ただでさえ言葉が出てこないのに、こういう場所では緊張してまったく言葉が出てきません。文才が欲しいです」と話していました。一番気に入った沖縄の言葉は「ちゅらかぎ(美人)」だそうで、絵馬に愛の言葉を書くとするなら「世話してください」とのことです。
続いて白石さんにマイクが渡されると、突然客席のファンから「ちゅらかぎー!」と声がかけられ、白石さんは「今ので言うことが全部飛んでしまいました」と照れ笑いしていました。
白石さんが「尚玄さんが何度も何度もお尻をさわってきた」と発言したときには、尚玄さんは「さわってたのは僕じゃなくて俊一(自分の役名)ですから」と慌てて弁解。しかし、玉山さんに「お尻をさわる前日、尚玄さんは『明日、白石さんのお尻さわるんだよね。へへへ』って言ってましたよ」と暴露されてしまい、尚玄さんは「あれはさわらなきゃいけなかったし・・・。NGも多かったし・・・。監督、弁解してくださいよ」と中井監督に泣きついていました。
エロ男爵の異名を取る沢村さんは、それを受けて、「僕は白石さんのお尻をさわった尚玄さんの手をさわりました」とニンマリ。場内の笑いを誘っていました。
この日は映画館のホワイエにてmoumoonのライブも行われ、映画の主題歌が演奏されました。『カフーを待ちわびて』は現在公開中。
(C)2009『カフーを待ちわびて』製作委員会
2009/03/03 5:39