『少年メリケンサック』宮崎あおい掛け持ち出演
【東映】2月14日(土)銀座。『少年メリケンサック』が初日を迎え、宮崎あおいさん、佐藤浩市さん、木村祐一さん、田口トモロヲさん、ユースケ・サンタマリアさん、三宅弘城さん、ピエール瀧さん、勝地涼さん、そして宮藤官九郎監督が舞台挨拶に登壇しました。
宮藤監督は「我ながらこれだけの人たちをまとめてきたのはすごい」と自分に感心していましたが、この日の舞台挨拶の皆さんの暴走ぶりからしても現場の大変さは想像するに難くありませんでした。まさにくせ者揃い。といっても暴走を仕掛けていたのは主にユースケさんでしたが。
ユースケさんは「あおいちゃんの胸をぐっとつかむシーンがあって、監督からもげるくらいにもんでくれと言われて困りました」と、いつものお得意のホラ話をここでも披露。「今でも感触が残っています。そこには確実に愛がありました」とセクハラトークがエスカレートし、他の人が喋っているときもついつい出しゃばるものだから、ピエールさんから「お前は黙っとけ」とつっこまれる一幕も見られました。
宮崎さんは、そんな現場をおおいに満喫していた様子。監督から「現場でセリフをころころ変えても即座に対応してくれた」と褒められると「そうやってどんどんシーンが面白くなっていくのが楽しかったです」と撮影を振り返っていました。
佐藤さんはライブが思い出になったようで、写真用に撮影したライブでは、いわく「最もすごかったライブでした。盛り上がりすぎて一曲全部通して演奏しました」とのこと。あくまでスチール写真用だったため、映像として残っていないのが残念であります。
勝地さんは「歌が下手だったので」と謙遜していましたが、木村さんに「そんなことはないよ。高音が生きてたよ」と褒められ、成り行きでこの場で歌わされる羽目になり、照れながらも声を張り上げて歌を歌ってくれました。
宮崎さんは、大河ドラマ「篤姫」に出演しつつ、その合間に出た『少年メリケンサック』では見事なコメディエンヌぶりを発揮。人気は今や絶大で、舞台挨拶が行われた東映本社ビル前は、車に乗り込む姿を一目見ようと集まった野次馬の人だかりで一般歩行者が通行できない大変な状態に。前日までの予定では、ビル前で出演者全員の記念写真撮影をする予定だったのですが、パニックを避けて中止になったほどでした。
『少年メリケンサック』は丸の内TOEI 1、新宿バルト9ほかにて全国公開中。
2009/02/16 15:27