早稲田大学にて『戦場のレクイエム』の討論会が開催

早稲田大学の教室にて

【ブロードメディア】1月10日(土)、早稲田大学にて、中国人留学生を中心に、中国をテーマにディスカッションが開かれ、中国映画『戦場のレクイエム』が上映されました。

2009年は中華人民共和国建国60周年の年。『戦場のレクイエム』は60年前に起こった国共内戦を描いた戦争映画になります。戦争で47名の部下を失い、たった一人生き残った兵士が、仲間の名誉を取り戻すためにその後の人生を捧げる。中国映画にかつてなかったスケールの大きさと、爆発血しぶき何でも有りの壮絶なる戦闘シーンの数々。骨太のヒューマンドラマと、見どころが満載。中国の歴史がわかる大作となっています。

ディスカッションでは、早稲田大学政治経済学部・砂岡和子教授と、早稲田大学中国人留学生会会長・蘇広宇(スウ・ゴンユイ)さんが登壇。中国人留学生、日本人学生、早稲田大学OBらが意見をぶつけ合いました。

主に争点の的となったのは、この映画がフィクションなのか本当に史実に基づいたものなのか、共産党と国民党それぞれの視点から時代検証することと、これが反戦映画なのか、それとも戦争を美化したものかを考えること。果たしてこれはエンターテイメントなのかプロパガンダなのか。結論に達したわけではありませんが、いずれにせよ、このディスカッションを通じてわかったことは、本作がこれらの両要素をバランス良く兼ね備えた、中国映画の教養度の高さを示す作品だということ。その点については異論はなさそうでした。

戦場のレクイエム』は、2009年1月17日(土)より、シャンテ シネ他全国順次ロードショー。

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2009/01/13 1:20

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