『X-ファイル』のプレミアになぜか次長課長が登場
【FOX】11月6日(木)、六本木にて、『X-ファイル:真実を求めて』の公開前夜ジャパンプレミアが行われました。
『X-ファイル』は、今の海外ドラマ・ブームの先鞭を着けた作品で、日本でもレンタルビデオなどで話題になり、当時はこれを見なけりゃ友達の話題についていけないぜというほど人気がありました。今思えばFBIという3文字が日本人に定着したのはここからだったのでは?
海外ドラマといったら、衛星放送で一時代を築いた『ビバリーヒルズ青春白書』、社会現象になった『24』、レンタルDVD特典の火付け役となった『トゥルー・コーリング』、現在ブレイク中の『プリズン・ブレイク』と、その後も日本で大ヒットしてるわけですけど、今名前を挙げたドラマは全部FOX作品なんですねぇ。「海外ドラマならFOX」と言わせる本家FOXがついに『X-ファイル』をこういう形で復活させたわけですから、ファンにとってはもう一大ニュースでしょうね。
実は以前からファンの間で劇場版第2弾の製作は話題になっていました。だからこれはファンあっての第2弾とも言えます。邦題も一般公募で決められたそうですよ。放送終了から6年。「何を今更」という声もありそうですが、ファンにとっちゃ涙もの。6年というブランクがあってもこうしてきちんと続編を作ってくれたわけですから、FOXの心意気には感動で胸がブルブルしますね。テーマ曲が懐かしいっす。
この日のために、何としてもデイビッド・ドゥカブニーさんに日本に来てもらおうと、ファンたちは千羽鶴を折ったのですが、残念ながらドゥカブニーさんは他の作品に出演中のため、来日できませんでした。代わりといっちゃ語弊がありますけど、和製モルダー&スカリーとして、仲良しコンビ、次長課長の河本準一さんと井上聡さんがモルダー&スカリーのコスプレをして来てくれました。モルダーはまだわかるけど、スカリーのコスプレを見てると、なんだかジリアン・アンダーソンさんが可哀相って話で、あきらかにネタになってますな。てっきりドゥカブニーさんが来ると思って期待してたのに、出てきたのは、似ても似つかぬこの2人ですよ。いや、ご心配なく。会場のファンたちは彼らを温かい目で迎えてくれました。
次長課長の2人も『X-ファイル』の大ファンだそうで、6年ぶりの復活を心から喜んでいる様子でした。2人はとっても仲良しなのですが、お互いにそういう仲が照れくさくもあって、この映画を試写室で見たときも、隣同士に座るのも恥ずかしいから、間に席を空けて斜め横に座ったそうです。そんな2人はお互いに相方の携帯番号もメールアドレスも知らないといいます。つまり、電話番号を聞くのも照れくさいから、ずっとお互いに聞かないまま今日に至っているわけですね。ここまでくると「聞いた方が負け」と意地を張っちゃうようです。それでも仲良しだから意思の疎通はとれているそうですから、うーん、これが友情。モルダー&スカリーには似てないけど、羨ましくなってくる仲ですよね。
最後に、2人はX-ファイルのマークの中に埋め込まれるという未解決ポーズを披露してくれました。このポーズ、股間をマッサージする効果があるそうで2人はまんざらでもなかった様子。SF映画なのに、コメディ映画の舞台挨拶かと思うほど、おかしなおかしなXデーとなりました。
『X-ファイル:真実を求めて』は11月7日(金)より、TOHO系にて全国ロードショー。
2008/11/10 0:00