福山雅治が手を痛めた『容疑者Xの献身』舞台挨拶

松雪泰子、福山雅治、柴咲コウ

【東宝】10月4日(土)有楽町。『容疑者Xの献身』の公開初日に、福山雅治さん、柴咲コウさん、松雪泰子さん、堤真一さん、金澤美穂さんを迎えての豪華な舞台挨拶がありました。

『容疑者Xの献身』は、2007年10月からフジテレビ系列で放送された月9ドラマ「ガリレオ」の劇場版。物理学で事件を解決する福山雅治さん演じる「湯川学」は今までにないキャラクターとして絶大な人気を博し、ドラマは平均視聴率が20%を超えるオバケ番組になりました。劇場版はテレビと並行して製作が開始され、映画とドラマそれぞれを別物と考えて作られました。

福山さんにとって20年ぶりの映画主演作品とあって注目度が高く、映画館はほとんど女性ファンで埋め尽くされていました。映画館の男子トイレが臨時で女子トイレになっていたほどです。

普通、舞台挨拶というものは舞台の袖から登壇者が入場してくるものですが、この日はなんと劇場の一番後ろから入場しました。

入場の風景
全員総立ちで、もう大変です。舞台にあがるまでの距離が長い長い。ファンに囲まれて大変な状態になってしまいました。左側から途中で右側にコースを変えたときには、右側のファンがもう大騒ぎ。左側で待っていたファンはがっかり。こんな光景は他の舞台挨拶ではまずありえないことです。司会の軽部真一アナもあっけにとられていました。

福山雅治、柴咲コウ、堤真一
やっと舞台にあがってホッと一息。ファンに腕を鷲づかみにされたり、手をギュッとにぎられたり、福山さんはとうとう手を痛めてしまい「なんてことをしてくれたんですか」と嬉しい悲鳴をあげていました。

福山雅治、柴咲コウ
福山さんは映画の舞台挨拶をするのは初体験とのこと。とはいえ、PRの腕はピカイチ。というのも『容疑者Xの献身』だけで通算26回の舞台挨拶をこなしているわけですから、これだけでも一般的な映画俳優の舞台挨拶回数を軽く超える大ベテランといえるのです。

柴咲コウ
挨拶中、男性ファンから「コウちゃ〜ん!」と声をかけられるたびに何度も「は〜い」と返事してくれた柴咲コウさん。司会に映画が柴咲さんの歌で終わってる感想を求められると「歌よりも後ろの絵の方を見てました」と不思議な発言で会場を和ませてくれました。「この間、長崎でTOHOシネマズの永久会員というゴールドカードをもらったんですよ。どこでもTOHOシネマズならタダなんですって。それを使ってまた見ます」と裏話も聞かせてくれました。

堤真一
堤真一さんは、柴咲さんがTOHOシネマズのゴールドカードを持っていることを知って「僕は東宝さんの仕事を何度かしてるんですけど、そういうカードはもらったことがないです。ひとつよろしくお願いします」と相変わらず実に面白いコメントで沸かせてくれました。

松雪泰子
初めての容疑者役ということで、新しい体験が沢山できて幸せという松雪泰子さん。「冒頭の殺人シーンはリハーサルを含めてハードでした」と苦労話も語ってくれました。

金澤美穂
金澤美穂さんは、13歳なのにしっかりしてて、初めての舞台挨拶でもはきはきと挨拶してくれました。司会が金澤さんに「誰が一番優しく接してくれました?」と質問をすると、急に福山さんと堤さんが我こそはと背筋を伸ばしましたが、ちょっと動揺した金澤さんは「みなさんです」と差し障りのない返答で、かしこくおさめてくれました。

西谷弘監督
テレビも映画も、そのツボを熟知している西谷弘監督です。

福山雅治
最後に福山さんが「初めての舞台挨拶を迎えられたことを光栄に思っています。スタッフ・キャストの熱い思いの詰まったこの映画を、これからもガンガン盛り上げてください。今日はありがとうございました」と締めくくりました。

映画館に集まったファンたち
(文章・写真:澤田)

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2008/10/06 0:21

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