蜷川監督の新たなミューズ吉高由里子『蛇にピアス』

吉高由里子

【ギャガ】9月20日(土)、渋谷シネマGAGA!にて、『蛇にピアス』の初日舞台挨拶があり、蜷川幸雄監督(72)、吉高由里子さん(20)、高良健吾さん(20)、ARATAさん(34)が登壇しました。

『蛇にピアス』は芥川賞を最年少で受賞した金原ひとみさんの原作を蜷川監督が映画化したもの。刺青やボディピアスなどダークな内容を題材にしたヒューマンドラマ。若手の大抜擢には定評がある蜷川監督に選ばれた吉高由里子さんが映画初主演し、体当たりの演技をしています。現在吉高さんは今最も注目される女優といわれています。

吉高さんは「私が一番生命力が強いときに撮った作品になっていると思う。初めての体験もいっぱいあって色々学んだ映画になっています。2時間3分すごくどっと疲れると思うんですけども、最後まで暖かく見守ってください」と挨拶。

蜷川監督は吉高さんの演技を「とてもうまいんですよ」と絶賛。「僕が何も言わなくても3人で相談して自由にやってくれたから、僕は3人を盗み撮りする感じで撮りました。それはスクリーンにも表れていると思います」と語りました。

また、蜷川監督は初日を迎えたことで、「いよいよ試験に合格したか落ちたか見に行く気分です。皆さんの反応を楽しみにしています」といいつつも、北野武監督(『アキレスと亀』)とマキノ雅彦監督(『次郎長三国志』)と同日公開になったことで、「2人とも親しい友人なので、彼らには負けたくない」とライバル心をむき出しにしていました。

蛇にピアス』はギャガ・コミュニケーションズの配給で、9月20日(土)より、渋谷シネマGAGA!、シネスイッチ銀座、新宿バルト9、シネ・リーブル池袋、他全国ロードショー中。

蜷川幸雄、吉高由里子、高良健吾、ARATA

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2008/09/21 23:04

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