『R246 STORY』ユースケ・サンタマリアらが舞台挨拶

『R246 STORY』舞台挨拶

【ゴー・シネマ】8月23日(土)、横浜ブリリア ショートショート シアターにて、『R246 STORY』の初日舞台挨拶が行われ、監督の浅野忠信、中村獅童、須藤元気、VERBAL(m-flo)、ILMARI(RIP SLYME)、ユースケ・サンタマリアが登壇しました。

浅野監督は「僕は横浜生まれ、横浜育ちなので、こうして横浜の人に自分の監督映画を見てもらえるのは本当に嬉しい。皆さんは横浜生まれなので、絶対わかってもらえると思います」と挨拶。それを聞いたユースケ監督は「僕も横須賀生まれの須賀っ子なので皆さんにはわかってもらえると思います」と対抗。「監督をしてみて、とにかく非常に面白かったし興奮しました。良いお話がありましたらユースケ・ドットコムの方まで連絡を」と持ち前の思いつきジョークで会場を沸かせました。

『R246 STORY』は、6人の監督が国道246号線をモチーフに独自の視点で描く短編オムニバス。映画界、歌舞伎界、格闘界、音楽界、テレビ界と、各業界を代表する男達が集まり、SFあり、時代劇あり、ドキュメンタリーあり、青春物あり、それぞれが違うジャンルで自由に作品を競作したものです。「SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2008」にて「話題賞」を受賞しました。

僕も一足早く映画を試写で見せてもらいました。6人が、本当に自由に作ったという印象を受けましたが、そのせいか、ものすごく自主製作映画のような色合いが濃い作品です。いずれも低予算で作っている感じですが、とくに浅野忠信監督の作品は撮影から編集まで手作り感が伝わってきて、「映画を作る」というまるで映画学校の学生みたいなハングリー精神を感じられる内容で、僕はインディーズ映画祭に遊びに来たような気分で楽しませてもらいました。この手作り感を味わいとして受け入れられるかどうかがこの映画の評価を分ける分かれ道になるかもしれません。

いずれもそれなりに見せる内容ですが、トリを務めるユースケ監督の作品は6編の中でも頭一つ抜きん出ていました。録音などは雑ですが、映画には役者とストーリーさえあれば他に何もいらないということを教えてくれる優れた小品になっています。

ブリリア ショートショート シアターは、横浜にあるショートフィルム専門の映画館になります。ショートショート フィルムフェスティバル10周年記念事業の一環で、日本で初めて世界中のショートフィルムを上映する映画祭に連動したブティックシアターとして今年2月にオープンしました。映画館のラウンジはアートギャラリーになっていて、舞台挨拶のあったこの日は浅野忠信氏の絵画作品が展示してありました(9月1日〜7日の期間中も展示されます)。

R246 STORY』は8月23日(土)より、渋谷Q-AXシネマ他全国ロードショー。

浅野忠信 中村獅童
須藤元気 VERBAL
ILMARI ユースケ・サンタマリア

[PR] 戦国時代カードゲーム「秀吉軍団」好評発売中

2008/08/25 16:26

サイトのコンテンツをすべて楽しむためにはJavaScriptを有効にする必要があります。