ウィル・スミス『ハンコック』ジャパンプレミアで突風事故
【ソニー・ピクチャーズ】8月21日(木)、東京ドームシティ、JCBホールにて、『ハンコック』のジャパンプレミアが行われ、主演のウィル・スミスと共演のシャーリーズ・セロンが来日、ソニーCEOのハワード・ストリンガーにエスコートされてレッドカーペットを歩きました。
実はこの日はウィル・スミスが映画さながらに車をひょいと投げ飛ばすパフォーマンスが披露されることになっていたのですが、イベント開始した直後に、それまで風ひとつなかった会場にいきなり突風が吹き荒れ、用意していた車(模型)が耐えきれずに大破、まさに映画さながら、車はビルの屋上を越えて空の彼方へと消えていきました。車はヨットに当たることなく、無事に回収されたとのことですが、ソニーはこの車に2千万円!も注ぎ込んでいたそうで、あぁ〜もったいない〜。ストリンガー氏はそんなの気にしないという顔でニコニコしていました。太っ腹です。
その後、ウィル・スミスが到着。ウィルは車の消えた会場を見て「僕のスーパーパワーで吹き飛ばしたんだ」と早速ジョークで応えてくれました。「日本を最後のプロモーションの場所に選んだんだ。日本は最後を飾るのにふさわしい最高の場所だからね」と終始ご機嫌だったウィルは、なんとこれで9回目の来日。プロモーションには必ず来る親日家さんなのです。ウィルの映画は出るものすべてがことごとく大ヒットしているので、『ハンコック』にも当然期待がかかっています。これまで映画の中で何度も世界を救ってきたウィル・スミスですが、今回の役どころは憎まれ役のヒーロー。ある意味それまでのウィル・スミスのパロディともいえるキャラですが、また今回も世界を救ってくれるのでしょうか? それは映画を見てのお楽しみ。
シャーリーズ・セロンは6回目の来日。演技派としても高く評価されている女優ですが、ご覧の通り、やっぱり綺麗ですね。ファンの歓声に手を振って応え、投げキッスを送っていました。
『ハンコック』のヒーローは、とにかく力持ち、そして憎まれ役ということで、この日、朝青龍関が応援にかけつけてくれました。朝青龍関は「ハンコックは自分に似ていると思う。憎まれ役でも最後に愛されればそれでいい。力では敵わないけど、酒で勝負すれば勝てます」といって会場は大受け。シャーリーズ・セロンが朝青龍関の前で相撲を真似て開脚、しこを踏んだり、ウィル・スミスが自分のジャケットの袖で朝青龍関の額の汗を拭いてあげたり、まるでコントのような3人のアドリブに、客席からはわれんばかりの拍手が送られました。
イベントの最後に、朝青龍関からウィル・スミスへずっしりと重たい綱、シャーリーズ・セロンへ美しい漆塗りが贈られました。
『ハンコック』は、8月30日(土)より、丸の内ピカデリー1ほかにて全国ロードショー。23日(土)、24日(日)に先行上映決定。
2008/08/22 0:03