新人女優リン・チーリンに注目『レッドクリフ』

左からリン・チーリンさん、チャン・チェンさん、トニー・レオンさん、ジョン・ウー監督、金城武さん、中村獅童さん

【エイベックス】8月6日(水)、六本木のザ・リッツ・カールトン東京にて、『レッドクリフ』の記者会見が行われ、ジョン・ウー監督と、メインキャストのトニー・レオンさん、金城武さん、チャン・チェンさん、リン・チーリンさん、中村獅童さんが登壇しました。

『ドラゴン・キングダム』、『カンフー・パンダ』、『ハムナプトラ3』など、今映画は中国ブーム。そんな中、北京オリンピックのシーズンに合わせて究極の中国映画『レッドクリフ』ご一行が来日となったわけで、この日の会場は大混雑でした。別の会場でキャメロン・ディアスのイベントと重なっていたにも関わらず、開始2時間前から整理券が配付され、受付開始時点ですでにスチールカメラマンの人数だけでも100人を突破、会場からマスコミが溢れ出さんばかりに。『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』に匹敵するほどの盛況ぶりでしたが、会場はそれほど大きくはなかったので一時騒然となりました。マスコミの人達は口々に「こんなに集まるとは思わなかった」とアジアンスターのパワーに驚くばかりでした。

リン・チーリンさん

この日、僕が最も楽しみにしていたのはリン・チーリンさん。試写で『レッドクリフ』を見たとき、こんなに綺麗な人が世の中にいるのかと思ったものですが、リンさんが記者会見に来ると知って「これは絶対行かなきゃ」と前々から思っていました。僕はちょうどリンさんのすぐ斜め前の席を確保したのですが、チャイナドレスを着て来場した本人を目の当たりにすると、あまりの美しさにびっくり。キラキラとオーラのようなものを感じました。しかも流暢な日本語で挨拶してくれて、質疑応答のときも(トニーと共演して)「赤くなりました」など日本語を所々に混ぜて話してくれて、ますます好きになりました。実はリンさんはこれが映画デビュー作。ジョン・ウー監督は、有名なスターを起用するよりも、新人を使うことで映画に新しい息吹を吹き込みたかったそうで、その点は成功していると言っていいでしょう。翌日のスポーツ紙でもトニー・レオンさんより明らかにリンさんの写真の方がでかでかと掲載されていました。

ジョン・ウー監督

ジョン・ウー監督はやたらと話が長かったです。監督に質問があると、一人で延々と話してしまうので、いつ終わるのかと、そんなことを思ってしまいました。報道陣もそれを感じていたようで、後半は皆あえて監督にマイクを持たせないように監督以外の人に質問していたように思います。

監督はこの映画のために10億円も自腹を切ったそうですが、「ハリウッド映画みたいに撮れないシーンを他のシーンで置き換えるようなことはしたくなかったので、お金については全然気にしていません。この作品は皆さんに支えられてできましたし、お金よりも大事なものを得ました」と、作品にかける思い入れは大きいようです。一方、トニー・レオンさんはそれを聞いて「監督が自腹を切ったという話はどこかで聞いたことがありますけど、本人にそのことを確認はしませんでした(笑)。それよりも役作りに勤しみました」とコメント。トニーさんは何を質問されても、あまり多くを語りません。

トニー・レオンさん

『レッドクリフ』は『三国志』の「赤壁の戦い」を完全映画化した作品。アメリカ・中国・香港・台湾・日本・韓国の良いところがそれぞれミックスされたような大作です。昔から神のように崇められている伝説的な軍師・孔明役を演じた金城武さんはこの映画について「三国志ファンは、登場人物が出るだけで嬉しくなります」と語っています。映像にも深いこだわりがあり、特に鳩が滑空する様を鳩の視点で表現した流れるような映像の迫力は、さすがジョン・ウー監督といったところです。

レッドクリフ』は11月1日(土)日劇1ほか全国ロードショー(配給:東宝東和、エイベックス・エンタテインメント)

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2008/08/11 4:47

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