『ドラゴン・キングダム』ジャッキー・チェンはひょうきん者
【松竹】7月10日(木)有楽町のホテルにて、『ドラゴン・キングダム』の記者会見が開催され、来日した主演のジャッキー・チェンさんとロブ・ミンコフ監督が登壇しました。
本当はこの日の会見にジャッキーは出席することになっていなかったのですが、チャリティショーのために来日し、急きょ映画の会見にも出席することになりました。いつもチャリティのことばかり考えているというジャッキーは、この日も映画のことよりもチャリティのことばかり色々と話をしてくれて、「長い間、私は映画のプロモーションは重要と思っていません。なぜなら私はベストを尽くして映画を作っているからです」と映画については余裕の表情を見せていました。
監督はジャッキーについて「こんなに一生懸命に映画のためにやってくれる人はいない」と褒めましたが、ジャッキーも「映画というものは最愛のもの。これからも映画男としてその理念を伝えていきたい。演技ができなくなっても監督・プロデューサーとしてやっていくつもりです」と語っており、本当に心から映画を愛している感じが伝わってきました。
ジャッキーは、ジェット・リーさんとは友達として20年以上つきあいがありながらも人前で堂々と会えない愛人みたいな仲だったと言います。それまでは会社の問題もあって一度も共演したことがありませんでしたが、今回はミンコフ監督のお陰でハリウッドという大舞台で二人の共演が実現しました。
二人は味方同士の役だったので、当初は二人が戦うシーンはなかったそうですが、ミンコフ監督は「せっかく二人が共演するんだから、ここで戦わせなければ意味がない」とストーリーを変更し、二人の白熱の対決シーンをたっぷりと追加してくれました。ジャッキーとジェットも「まだまだ」と思う存分戦ってくれています。これはカンフー映画ファンなら絶対に見逃せない名シーンといえるでしょう。
ちなみに会見では、ジャッキーが用意されたミネラルウォーターを監督と酌み交わして乾杯したり、質問に冗談で答えたり、フォトセッション時になぜか社交ダンスを踊ったり、「東京サタデーナイト」を歌ったり、とってもひょうきんな一面を見せてくれました。
『ドラゴン・キングダム』は7月26日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2008/07/11 20:13