手塚治虫の問題作『MW-ムウ-』が映画化決定

【ギャガ】漫画とアニメの神様手塚治虫先生原作の『MW-ムウ-』が映画化されることが発表されました。『MW-ムウ-』は手塚治虫が究極のピカレスク(悪役の物語)を生み出すことを目指して描いたものです。同作は以前にも何度か映画化の話があったといいますが、先生の生誕80周年を記念して、やっと映画化が実現する運びになりました。現在も順調に撮影が進んでいるとのことで、来年の公開が決まっています。

 究極の悪役に抜擢されたのはドラマ「のだめカンタービレ」の玉木宏。彼にとっては初の悪役となるため、注目度も高いです。

 僕もこのコミックスを持ってますけど、原作ではさすが究極の悪役とあって、殺しがサディスティックでありながらも沈着冷静なのが印象的でした。『MW』のMが男、Wが女を表現しているというのは有名な話で(つまりは人間を描いた漫画)、手塚先生の漫画の中でも絡みシーンは多く、それまで数々のタブーを破ってきた先生ならではのチャレンジ精神を感じ取ることができる意欲作になっていました。

 スケールは大きいですが、とても映画的な作品だと思うので、今回の映画化は「ついにそうきたか」といった感じです。なんでも、カーチェイスや空中スペクタクルなど、見せ場のシーンも多くあるとか。監督は岩本仁志。

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2008/06/06 21:29

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