香川照之さん。カンヌで二度もレッドカーペット!

【カンヌ映画祭】今年は香川照之さんが、カンヌで二度もレッドカーペットを歩きました。香川さんはコンペティション作品には出ていませんが、「ある視点」部門に二作出ています。本来ならば「ある視点」部門ではブルーカーペットを歩くことになっているのですが、注目度が高ければ今回のようにレッドカーペットに格上げされるのです。

1回目は5月15日の夜『TOKYO!』のワールドプレミアにて。香川さんは愛嬌たっぷりにフランス語で挨拶し、拍手喝采を受けました。『TOKYO!』は日本を舞台にした日本オールロケ映画。『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー、『ポンヌフの恋人』のレオス・カラックス、『グエムル-漢江の怪物-』のポン・ジュノ、3人の外国人監督による日本をテーマにした3編オムニバスになっています。『TOKYO!』は、晩夏、シネマライズ、シネ・リーブル池袋にて世界先行ロードショーされます。

『TOKYO!』ワールドプレミア
(C)Kazuko Wakayama
立ち位置 (左端)ポン・ジュノ、(左から4番目)香川照之、(右から4番目)ミシェル・ゴンドリー、(右から3番目)藤谷文子、(右から2番目)レオス・カラックス、(右端)ドゥニ・ラヴァン。

2回目は5月17日の夜22:00(こんな遅くに上映するんですね)。黒沢清監督作『トウキョウソナタ』のワールドプレミアにて。今年のカンヌ映画祭では唯一の日本人監督作になります。カンヌではめったにふらない雨が降る中、もう一人の世界のクロサワを見ようと集まった世界中のマスコミの前で舞台挨拶をしました。カンヌ入りを果たした共演者小泉今日子さんは「私はカンヌでは雨女なのかも」と挨拶。香川さんは朝から3時間かけて考えたスピーチを流ちょうなフランス語で披露しました。『トウキョウソナタ』は今秋、恵比寿ガーデンシネマほかにて全国ロードショーされます。

『トウキョウソナタ』ワールドプレミア
(C)Kazuko Wakayama

「ある視点」部門で上映された、東京をテーマにしたボーダーレスな2本の映画は、カンヌでも好評を博しました。香川さんは「レッドカーペットを家族で歩いたことがすごく嬉しかった。将来は息子も俳優にしたい」と語ってくれました。

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2008/05/20 10:06

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