週刊シネマダイレクト


2007/11/26 Vol.119 会員数602人→79人

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近況ですが、先週の僕は、丸1週間、家から一歩も出なかったです。やれるもんなんですね。お陰様でお金は1円も使っていません。毎日ごはんと目玉焼きとレトルト食品で凌ぎました。運動をしていないから太ったかと思いきや、2キロも痩せていました。無精髭がかなり見苦しかったので、今朝剃りました。


僕らのアイドル、アーノルド・シュワルツェネッガー


てっきり転けたと思っていた『エイリアンVSプレデター』ですが、性懲りもなく続編を作ってくれました。ここまで来ると期待がふくらみます。そこで今日はその予習として『プレデター』と『プレデター2』をもう一度見てみました。

ところで、僕が意識的に映画をちゃんと見出したのは17歳からですが、もちろん、それ以前にもわずかではありましたが映画は見ていました。僕が小学時代に好きだった映画は以下の通りです。

・『バトルランナー』
・『エイリアン2』
・『ターミネーター』
・『プレデター』

つまり、僕にとっては『プレデター』は青春のひとつでした。小学6年生になっても幼稚な遊びが好きだった僕は従兄弟と「プレデターごっこ」をしたものです。今見ると、この映画は名作の風格すら感じます。20年前の僕の鑑賞眼は間違っていなかった。

この映画の面白いところはプレデターの目から見た映像です。赤外線映像になっていて、温かいものは赤く、冷たいものは青く見えます。この異様な映像にちびっ子の僕は大いに感動したものです。画期的でした。

よくできてるなあと思うのは、怪物が出てくるなり、最初は7人いた特殊部隊の人たちが1人また1人とじわじわと殺されていくのですが、ついにあと5人だけになったかと思ったら、今度はほぼ同時に4人が殺されて、あとはシュワルツェネッガー1人だけになっちゃうんですね。それから間、髪を入れずにシュワルツェネッガーまでまともに攻撃を受けてしまいます。それまでゆっくり見せてきたのに、いきなりこの急展開にはびっくりします。ホント、今見てもドキドキさせるうまい見せ方だと思います。

後半全部を思い切ってシュワルツェネッガーと怪物の1対1の対決だけで見せきってしまうところが潔いです。そこには誰も邪魔が入らない。何度も負傷し、ボロボロになりながらも最後まで戦います。惚れ惚れします。かっこいいです。シュワルツェネッガーをとことんヒーローとして描いているから良いんです。だから僕ら少年たちのハートを掴んだのでしょう。

あの当時は、シュワルツェネッガーの存在自体が、映画の1ジャンルとして確立されていたと思います。シュワルツェネッガーはまさに僕らのアイドルでした。そして「プレデター」はそんなアイドルだったシュワルツェネッガーの、最もシュワルツェネッガーらしい映画になるのだと思います。

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