2006/日本
出演:濱田岳 瑛太 関めぐみ 松田龍平 大塚寧々
監督:中村義洋
脚本:中村義洋
原作:伊坂幸太郎
(データベース登録者:ちりつも)
偏差値:58.9 レビューを書く
物悲しさの中に爽やかさ [89点] [参考:1]
このレビューはネタバレを含みます
伊坂小説をいくつか読んでいますが、彼のストーリはパズルのように感じます。
けど、読んでる途中にはそれを感じさせません。
読み進めて、最後にカチッとピースがはまるかのごとく、これまでの話がつながり、全体像に衝撃を受けます。この衝撃がなんとも爽快な気分にさせてくれます。
この映画もそんな原作の味を表現しているように感じました。
いろいろな事が唐突に生じ、それに流され、流れ着いた先に、結末が待っててくれた、そんな感じでした。
少々ネタバレになりますが、コインロッカーの使い方がなんとも気障で洒落ていることか!
とても悲しい物語だったはずなのに、コインロッカーの場面で、ふっーと爽やかさを感じ、後味の悪さなど全く感じませんでした。
2009/06/27 18:02