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Tinker Bell
2008/アメリカ/ディズニー/79分
出演:メイ・ホイットマン クリスティン・チェノウェス レイヴン・シモーネ ルーシー・リュー アンジェリカ・ヒューストン 
監督:ブラッドリー・レイモンド
http://www.disney.co.jp/movies/tinkerbell/

偏差値:60.4 レビューを書く

妖精界はまるで会社だよ [90点] [参考:1]

最初は全然期待してなかったのですが、すっごく良かったです。心が洗われました。

春・夏・秋・冬4部作の第1作の春にあたる作品ですが、良かったので、全部見なければ気がすまなくなってきました。

妖精の仕事は、人間界に四季を伝えること。春・夏・秋・冬、それぞれを管理している部長さんがいて、それぞれのもとで、妖精たちは季節の準備をするために一生懸命自分に課せられた仕事をしています。

妖精たちにも仕事の分担があって、ほぼその役割は運命的に決まっています。風課・光課・水課・動物課・植物課、それぞれの部課で妖精たちが働いています。主役のティンカー・ベルは、「物を作る」課。いわゆる労働者階級の最も下っ端平社員。「物を作る」課の社員たちはデブだったり痩せっぽちだったり、他の課のエリートたちに比べると、みんなどう見ても冴えない男たちばかり。ティンカー・ベルは、こんな課で働いていることにコンプレックスを感じているわけです。

ティンカー・ベルは、なんとかして他の課に転職しようと、悪戦苦闘するのですが、最終的には自分の仕事に誇りを持つことにするという話です。

ティンカー・ベルにこんな生い立ちがあったなんて。素敵じゃないですか。よく考えたなあと思います。ストーリーも人間界の会社に置き換えられるし、感心しながら見ました。

そして何より良かったのが映像の美しさ。妖精たちの衣装が可愛いです。全部花びらのサイズがそのまま生かされていた花の衣装になっていました。

でもって、ティンカー・ベルが無茶苦茶可愛いんです。中肉中背の体格と、丸っこい顔つきは、見れば見るほどマリリン・モンローにそっくりで、もう本当に可愛い! 映画を見ていて何度ティンカー・ベルの頭を撫でたくなったか(このティンカー・ベルの髪型、個人的に大好きです)。

これはピクサーじゃないけど(製作総指揮はジョン・ラセターですが)、本家ディズニーもやればできるじゃないかと思った作品です。ここ数年のCGアニメでは最も好きな作品のひとつになりました。

2009/05/05 11:19

シネマガ管理人

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