Bronenosets Potyomkin
1925/ソ連/74分
出演:アレキサンダー・アントノーフ グレゴリー・アレクサンドロフ
監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン
偏差値:61.0 レビューを書く
この臨場感こそ映画の醍醐味 [90点]
映画の歴史に残る第一級の名作。映画が好きな人は一度観て絶対に損はしません。ソビエト共産主義のプロパガンダ映画であり、画期的なモンタージュ技法を確立した映画でもあるのは有名な話。ただ、映画の専門家でもなんでもない私はまずその臨場感に圧倒されました。有名な「オデッサの階段」のシーンで、飛び交う銃弾、逃げ惑う人々、倒れ踏みにじられる子供、母の絶叫・・・。サイレントなのに、まるでその場にいるように感じました。この臨場感が得られる限り、政治的な背景がどうであろうが、映像技術面でどうであろが、ましてや作られた時代がいつであろうが、この作品は名作であり愛すべき映画であると自信を持って言うことが出来ます。
2008/10/19 09:33