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ガラスの墓標

Cannabis
1969/フランス/イタリア/西ドイツ/97分
出演:セルジュ・ゲンズブール ジェーン・バーキン パウル・ニコラス クルト・ユルゲンス ガブリエル・フェルゼッティ 
監督:ピエール・コラルニック
原作:F・S・ジルベール
脚本:フランツ・アンドレ・ブルジョ
撮影:ウィリー・クラン
音楽:セルジュ・ゲンズブール

(データベース登録者:frost

偏差値:59.0 レビューを書く

これでもか!のゲンズブール映画 [85点]

この映画、役はほぼ実名だし、わざわざ冒頭で愛の映画だと断ってるし、ゲンズブールとバーキンの熱愛ぶりもおそらく実生活そのまま。二人の仲に狂ったように嫉妬する美青年ポールをわざわざ配して、ラストシーンではバーキンに号泣させて見せる。ゲンズブールは「どうだ、まいったか!」と言わんばかりに二人の愛を見せつけているのだ。臆面もなくおおっぴらにそんなことを映画にできてしまう、その傲慢さがゲンズブールの魅力。”チョイ悪”くらいでは永遠に達することのできない中年の魅力の境地は確かに存在するらしい。

2008/11/03 16:14

frost

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