ちょっと違う切り口の映画ニュースをお届けするウェブマガジン


アルビン/歌うシマリス3兄弟

Alvin And The Chipmunks
2007/アメリカ/FOX/92分
出演:ジェイソン・リー デヴィッド・クロス キャメロン・リチャードソン ジェーン・リンチ ベス・リースグラフ ジャスティン・ロング マシュー・グレイ・ガブラー ジェシー・マッカートニー 
監督:ティム・ヒル
http://movies.foxjapan.com/alvin/

偏差値:--.- レビューを書く 読者レビュー(0) 予告を見る

全世界を魅了した小さな大スターが、いよいよ映画館デビュー!

 歌って踊る3匹のシマリス、アルビン、サイモン、セオドアが全米でスクリーンに登場するや、映画館に観客が押し寄せた! 映画『アルビン/歌うシマリス3兄弟』はオープニング4週連続TOP5にランクイン、全米興行成績は2億1千万ドルを突破、『ライラの冒険/黄金の羅針盤』や『レミーのおいしいレストラン』の歴代興行成績を超える驚異の大ヒットを記録したのだ。次々流れるヒットナンバーとノリのよい新曲に、3世代に渡る観客たちがリズムを刻んで楽しみ、ほっとあったかいストーリー展開に感動の拍手を贈った。そのスーパー・エンタテインメント・ムービーがいよいよ日本に上陸する!

 間違って都会にやってきた森に住む3匹のシマリス兄弟、アルビン、サイモン、セオドアが、やっとの思いでたどりついたのは売れない作曲家デイブの家。3匹と1人、まるで家族のような同居生活がはじまった。やんちゃ盛りのアルビンたちに、はじめは手を焼くばかりのデイブだったが、ある時この3兄弟たちの特別な才能に気づく…彼らはなんと、話せるだけでなく歌えるのだ! デイブの曲をアルビンたちが歌ったら、あっという間に大ヒット。シマリス3兄弟は一躍スーパースターに。でも、レコード会社のプロデューサーの陰謀によって、3兄弟とデイブの仲はバラバラにされてしまう。何もかもが手に入っても、いそがしいばかりで楽しくない毎日の中で、やがてアルビンたちは“いちばん大切なもの”に気がつきはじめた。楽しかったデイブとの生活に戻りたい! はたしてもう一度、みんなで一緒に暮らせるのか…?

 「何より、アルビンたちがいつでもフレッシュでいて欲しい」とのプロデューサーの意向により、実写とCGIを組み合わせた映像が誕生。実写の中で動き歌うアルビンたちは、まるで現実に実在するかのような存在感がある。
 主演のデイブ・セビルに扮するのはジェイソン・リー(『あの頃ペニー・レインと』、『バニラ・スカイ』)、陰謀家のレコード会社プロデューサーにはデビッド・クロス(『メン・イン・ブラック』)、デイブの元彼女役には新星キャメロン・リチャードソン。アルビン、サイモン、セオドアの声を担当するのは、それぞれジャスティン・ロング(『ダイ・ハード4.0』)、マシュー・グレイ・ガブラー、ポップス界でも話題のジェシー・マッカートニー。
 監督はティム・ヒル(『ガーフィールド2』『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ』)、脚本はベテランのジョン・ヴィッティ(『ザ・シンプソンズMOVIE』)とウィル・マクロブ&クリス・ヴィスカルディ、プロデューサーは「アルビンとチップマンクス」の生みの親であるロス・バグダサリアンの息子、ロス・バグダサリアンJr.である。

 監督のティム・ヒルは「ぼくたちが伝えたいのは、3匹と1人という新しいファミリーが生まれる、心温まる物語だ」と、説明する。スタッフはアルビン、サイモン、セオドア、そしてデイブの“感情面”を重視した。実写の中で動く、アルビンたちシマリスの仕草は掛け値なくかわいらしく、愛らしい。が、彼らが歌い踊りだすと、その場は一瞬にしてライブ会場に早変わり。今まで聞いたことがない、シマリスたちの声と歌、ノリノリ♪のゴキゲンサウンズに思わず、見ているものも、体が動き出してしまう。それもそのはず、彼らの音楽は多くのグラミー賞に輝くほどの実力の持ち主なのだ。
 アルビンたち3兄弟はまぎれもなく、現代の多感な子どもそのもの。お菓子やおもちゃ、TVやゲームも大好きだ。遊び盛りの3兄弟が、デイブの家の中をめちゃくちゃにしていく様子は圧巻。きっと観客の子どもたちはワクワクして、フラストレーションを発散するにちがいない。でも、多くの子どもたちがそうであるように、アルビンたちも本当に欲しいものはただひとつ。それは温かで、やさしくて、心から安心できるもの。ジェットコースターに乗り込んだような、愉快でノリノリのストーリーのラストには、誰もが温かな気持ちになれる展開が待っている…。
 歌って、踊って、体も心もあったかくなれる、人気キャラクターの新感覚のエンタテイメント・ムービーなのだ!


STORY

 森に響くハーモニー♪ その歌声の正体は…なんと、3匹のシマリス兄弟、リーダー格で多才なアルビン、頭脳派のサイモン、ナイーブで甘えん坊のセオドア。ある日、3兄弟の住む木は伐採されトラックで運ばれる。クリスマス・ツリーとなった木の穴から顔を出した3匹が見た風景は、森ではなく、業界一ホットなジェット・レコード社のロビー。3兄弟は大都会にやってきてしまったのだ。
 一方、そのジェット・レコード社に向かう一人の名もなきミュージシャンが。それはソングライターのデイブ・セビル(ジェイソン・リー)。数ヶ月前に彼女にフラれ、今日も寝坊して遅刻という、まったくサエない男。彼は大学時代の友人、今ではレコード会社トップのイアン・ホーク(デビッド・クロス)に新しい曲を売り込みにやってきたのだった。
 数分後、イアンに才能をけなされ、乱暴にオフィスから追い出されたデイブは、知らぬ間にシマリスの3兄弟を家に連れて帰ることに。むしゃくしゃして、楽器を庭に放り出すデイブとは裏腹に、居心地のいい新居をみつけたと大喜びのシマリスたち。
 こうして3匹と一人の不思議な同居生活が始まった。が、シマリスといえどアルビンたちは、好奇心旺盛なやんちゃ盛りのイマドキの子ども。朝からTVは大音量でつけっぱなし、家電で遊び放題、食べ物は散乱、おまけにカーペットの下にはシロップでベトベトになったワッフルを押し込む始末(冬に備えて食料を蓄えたらしい!?)。たった1日でデイブの家も生活もめちゃくちゃにしてしまい、おまけに元ガールフレンドのクレア(キャメロン・リチャードソン)との復縁のチャンスも台無しにしてしまう。そんな3匹の大騒ぎぶりには、デイブでなくても思わず「アルビ―――ン!!!」と、絶叫してしまいそう…でも、デイブがもっともショックを受けたこと、それはアルビンたちが言葉をしゃべれることだけでなく、なんと、歌を歌えることだった!
 まったく売れなかったデイブの曲をアルビンたちが歌ったら、たちまち空前の大ヒット! 歌って踊る、スーパー・クールでキュートなシマリス3兄弟は、一気にスーパー・スターダムへと駆け上がる。そんなアルビンたちを本当の親のように、時には見守り、時には心配して叱る・・・いつしかデイブとシマリス3兄弟は家族のような関係に…。
 しかし、平穏な生活は、ちょっとした行き違いと、レコード会社イアンのたくらみによって引き裂かれてしまう。デイブと離れ、贅沢三昧な日々を送る3兄弟。ヒットチャートをものにし、全米ツアーでスポットライトを浴び、欲しいものは何でも手に入れることができたけれど、過密スケジュールの日々…。かたやデイブは、もうアルビンたちに必要とされなくなったと思い込み、さみしい生活を送っている。
 そんな中、アルビンたちはやっと気がつく。自分たちが“本当に欲しかったものは何か”ということに。「デイブともう一度いっしょに暮らしたい!」
 はたして、アルビンたちの願いは叶うのか? それとも、もう元に戻るには遅すぎたのか? 
 3匹の行く手には、イアンの陰謀の壁が立ちはだかる!

9月13日(土)お台場シネマメディアージュ他全国ロードショー